揺れるTV業界、今度はABCテレビ取締役が辞任!交際費の不適切使用発覚
テレビ局の不祥事が続く中で、大阪の朝日放送(ABC)テレビは28日、臨時の取締役会を開催。清水厚志取締役から出されていた1月31日付での辞任の申し出を受け、了承したと発表した。
同局広報部によると、同取締役は「社内のルールに反して交際費を不適切に使用していた疑いが発覚。調査の結果、実際は社内やグループ内のメンバーのみで会食したにもかかわらず、社外の関係者が出席していたと偽って交際費を申請していたことが判明しました」という。
さらに、「本人も責任の重大性を認識し、過去にさかのぼって弁済することを確約するとともに、任期途中での辞任の意向を示すに至ったことから、これを了承することとしました」と説明している。
なお、同社は「高い倫理観をもって業務を遂行すべきメディア企業において、その先頭に立つべき取締役としてあるまじき行為であり、当社に信頼を寄せていただいていた社内外のすべての皆さまに対して心よりおわび申し上げます。役職員一同、改めて襟を正すとともに、社内体制を再点検し、不正防止に努めてまいります」とコメントしている。
「中居トラブル」に揺れるフジテレビも、27日の会見で港浩一社長が辞意を表明している。これまでコンプライアンスの概念が薄かったテレビ局だが、内外から厳しい目が向けられるようになってきた。
文:BEST T!MES編集部