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「10万円のうまい棒」現代美術家×やおきんが価値観揺るがす!印刷をほどけば普通のうまい棒?

▲通常のうまい棒

 

 ニューヨークを拠点に活動する現代美術家の松山智一さん(48)が6日、菓子販売の「やおきん」(東京)と共同開発した駄菓子「うまい棒 げんだいびじゅつ味」を1本10万円(税別)で売り出すことが分かった。

 うまい棒のお値段は通常、1本15円。松山さんは「広く親しまれた商品にアートという概念を用いて新たな価値を創出できるか」を社会に問いたいとしている。美術品として鑑賞することを前提に、開封できない透明のアクリルボックスに収納して販売。

 パッケージに印刷された線画は松山さんが描いたが、それ以外は普通のうまい棒だ。「好きな味に、自分の個性を重ねるなど誰もが知る共通言語となったうまい棒の物語を化石のように閉じ込めたい」と狙いを語る松山さん。8日からは、個展が開かれる麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区)の売店で、限定50本を販売するが、果たして結果は!? なお、購入には個展のチケットが必要という。

文:BEST T!MES編集部

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