「リバウンドしない」ダイエット法―
インタビュー『ダイエットが「ツライ」と思ったら読む本』著者・ダイエットコーチEICO
「一度やせても、すぐリバウンドしてしまう」……。
そんな、ダイエットが「ツライ」と思っている女性に勇気を与える良書ができ上がりました!
日本初のダイエットコーチとして、マンツーマンで700名以上のダイエットを指導してきた“下半身ダイエット”のスペシャリスト、ダイエットコーチEICOさんに、「リバウンドしない」ダイエットについてお話を伺いました。
Q. 今回の新刊は「メンタル」を中心とした内容になっていますが、本書を執筆しようと思われたきっかけは?
EICO ダイエットのメソッドの本は、世の中にいっぱいあって、それらを参考にみなさんはダイエットに励まれていると思います。ただ、「やせたい」という気持ちは強くあっても、「やせたあとのゴール」を考えていない方が多いんですよ。実はダイエットをスムーズに進めるためには、「なんのために、やせるのか」を考えることが、とっても大事なんです。
そういった経緯もあってダイエットの先のゴール、「幸せになるための考え方」について、以前から書きたいと思っていました。そして、今がそのタイミングだと思ったんです。
Q.EICOさんは、「10年以上リバウンドゼロ」ということですが、逆に言えば、その「人生最後のダイエット」に至るまでのダイエットは、すべて“失敗”に終わっていたのでしょうか?
EICO そうですね(汗)。一時的に体重が落ちたこともあったのですが、すぐに、リバウンドして自信をなくしていました……。
体重が落ちるダイエット法は、確かにたくさんありました。ですが、どれもつらかったり無理があって続けられず、リバウンドしてしまったんです。
だから、「人生最後のダイエット」と決意したとき、リバウンドしないように「長く続けられるものにしよう」と考えたんです。今でも、カラダにやさしくて、無理をしない方法で続けています。
Q. 本書にも書かれていましたが、多くの女性は、「つらいダイエットをしなければ、やせない」と思いがちですが……、それは間違い?
EICO 「やせる」という意味では、間違いではありません。でも、一度やせたとしても、リバウンドしてしまったら意味がないどころか、太りやすいカラダになるんです。
やはり、短期間に極端なダイエットをすると、続けられず必ずリバウンドしてしまいますし、何度もダイエットを繰り返すと、メンタルもカラダも傷つけてしまいます。それより、日々続けられること、つまり「自分に合ったダイット法」を長期間したほうが、リバウンドしないのです。
Q.EICOさんが、ダイエット中に「ツライ」と思われたのはどのようなときでしたか?
EICO 体重は減っているのに、「やせているという実感がなかったとき」ですね。毎日自分のカラダを鏡で見ていたので、人から言われないとやせていることに気づかなかったんです。
20キロやせたことを実感したのは、冬に「寒い!」と感じたときでした。脂肪は断熱材の役割をしているので、脂肪が減ると寒さを強く感じるようになるんです。太っているときは体脂肪が30%以上あったので、コートいらずでした。やせて初めての冬は、あまりの寒さに、「今年は異常気象?」と思うくらい寒くて(笑)。そのとき、「ああ、本当にやせたんだ!」ってようやく気がついたんです。
もうひとつ「ツライ」と思ったのは、「停滞期」が、一か月半もあったことですね。停滞期とは、体が今の運動と栄養で問題ないかテストするために体重が落ちない期間のこと。「自分のやり方が間違っているんじゃないか」とか、「自分はこのままずっとやせないんじゃないか」と、疑心暗鬼でダイエットを続けていたので、とてもつらかったですね。その時期は、「この停滞期のことは、絶対あとでネタになる!」と思って、自分を励ましていました(笑)。
絶対これを「最後のダイエット」にするんだという覚悟があったので、乗り切れたんだと思います。
- 1
- 2