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蛭子能収、パチンコがやりたくてやりたくてスマートボールを自作していた!

蛭子能収さん30日毎日連載 Q27.ギャンブルを長く続ける秘訣とは?

「感情を揺さぶる30問30答。」第五回は、蛭子能収さん! 漫画家・タレント・俳優(6月には主演映画も公開)として活躍を続ける蛭子さん。自由奔放な発言に隠された、仕事や家庭に対するこだわり、哲学を聞いていきます。
Q27.ギャンブルを長く続ける秘訣とは?

今は「給料の10%」みたいな感じで上限を決めてます

 

 もう子供の頃からパチンコがやりたくてやりたくてスマートボールを自作してたくらい興味があったんですよ。実際ハマったのは20歳の時に地元長崎で競艇をやり始めてから。自分がなぜギャンブルをここまで続けてるかというと、“必勝法”を探し続けてるんだと思うんですね。何かあると思うんですよ。

 ただ、いただいたお金全部をつぎ込んでると大変なことになってしまうので、今は「給料の10%」みたいな感じで上限を決めてますね。中には1回で1ヶ月の給料分スッてしまう人もいるくらいだから、自制しないと。

 あとやっぱり自分に合ったギャンブルを選ぶのも大事ですね。俺は競馬も競輪も、あとカジノとかも行きましたし、あとパチンコとかもやりましたけど、最終的に競艇なんですよね。やっぱり予想がしやすいというか、予想する材料がいっぱいありますよね。
   まずスタート練習がありまして、それと展示航走(次のレースに出走する選手が、予想の参考としてもらうため、全速力で二周走る練習走行のこと)の2つがあって。それでモーターの善し悪しというのを数字で表してくれますし、それから選手の勝率というのもちゃんと出て。だからこの4つの情報からの推理が楽しいんですよね。でも当たらないですね(笑)。本当に、6人しか走らないのに当たらないです。

 足腰が動かなくなるまでギャンブルはやめないでしょうね。電話投票とかネット投票とかやってみたんですけど、あれだと実感がないですよね。携帯やパソコンの中の数字が増えたり減ったりしているのを見て、喜びをつかむことが出来ないんですよ。前に一度やったことあって、最初に100万円口座に入れてそれを元手にやるんですが、1回も増えずに無くなりましたからね。現実感のあるレベルでやらないと、どこまでもお金減っていきますからね。あれは上手くやれる人じゃないとやらない方がいいんじゃないかな。

 向いてない人もいるから長くやればいいってもんじゃないんでしょうけど、自分はいつか必勝法を見つけて仕事にできればいいなと思ってますから。

明日の第二十八回の質問は『お金のかしこい使い方を教えてください?』です。

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蛭子 能収

えびす よしかず

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。漫画家、俳優、タレント。



長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。



主な著作に『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』(角川新書)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。



主演映画『任侠野郎』は2016年6月4日より全国順次公開。“4月よりニュース番『AbemaPrime』木曜レギュラーとしてスポーツコーナーを担当。


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