夏の疲れや冷え、足のむくみは水泳で改善できる
なぜ、水泳は体に良いのか? <水圧編>
7月に入り、まだまだ、ジメジメした梅雨空が続きますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
僕は先日、某番組のロケで、泳げない方への水泳指導をしてきました!
生徒さんは20歳と14歳の女性で、水なれ部分をもうひとりの先生が担当し、
後半の息継ぎの部分を僕が担当しました。
内容はちょっとお話しできませんが、最後は無事に25m泳げて良かったです!
今年の夏、同じように25m挑戦する方、頑張ってくださいね〜!
それでは、前回に続き「なぜ、水泳は体に良いのか?」。
今回は「水圧」に関して考えてみたいと思います。
潜ると耳に水が入る、鼻に水が入る、口に水が入る。。。
この日常生活にはない水泳での不快な現象。
これ全部、水圧があるからなんです。
でもこの水圧、実は体に良い事盛りだくさん。
代表的なメリットは2つ。
血流アップ!と心肺機能アップ!です。
ではひとつづつ。
「水圧で血流アップ!」
夏なのに、足が冷えるんです。。
午後になると足がむくんでボンボンです。。。
そう、この冷えやむくみに水圧が効くんです。
血液を全身にドックンドックンと循環させているポンプが心臓。
一度心臓から送られた血液は、動脈を通ってつま先から頭まで送られる。
その後、静脈を通って約1分後に再び心臓に戻ってくる。
問題はつま先に行った血液。
心臓に戻るには重力に逆らわないと戻ってこれない。
そこで活躍するのがふくらはぎを代表とする筋肉達。
この筋肉の収縮と弛緩がポンプの役目を果たし、血液を再び心臓へ戻すのです。
ところが、、、
運動不足の現代人はこの筋力がとにかく低下している。
その結果、脚に血液溜まる〜。。。リンパの流れも滞る〜。。。
はい、冷えとむくみの出来上がり。チン♪
今、うんうん、って声が聞こえました(笑)。
でも、大丈夫。
水中では水圧によって血液の循環が促進されるため、
血流が良くなるのです。
これにより、血の巡りが悪い事からひき起こる疲労の回復、
肩こりの改善、腰痛の改善などが期待できるのです(^^)
そしてもう一つ。
「水圧で、心肺機能アップ!」
水泳はこの肺の容積が小さくなった状態での運動。
水中では、酸素を取り入れようと、僕らは呼吸努力を盛んに行うようになる。
こうして、横隔膜を代表とした呼吸筋群が鍛えられ、
その結果、酸素摂取能力が向上するわけです。
このため、日常的に水泳を取り入れた生活をしている方は
普段から酸素摂取量が高まり、持久力が向上し、疲れにくい体になるのです。
水圧によって、血行が良くなって、疲れにくくなる。
なんとも、良い話じゃないですか?
これで仕事がはかどるかもしれないですよ〜!!
そうそう、最近のスポーツクラブの中には、
朝スイム!といって、朝の7時くらいから泳げるサービスを
開始したところがありますよね?
この朝スイム、最近はビジネスマンの利用が多いとか。
朝から血行良し!酸素良し!そんなベストコンディションで、
一日をスタートしている方が増えているみたいですよ(^^)。
ということで、今回は「水圧」のお話でした。
それでは、次回は梅雨明けごろですね。
お楽しみに!