カナズチよ、さようなら。今年こそ水泳デビュー!
50代からの健康アップ水泳術
新年あけましておめでとうございます!
と言っても、1月も半分過ぎてしまいましたが(笑)
あらためまして、水泳インストラクターの内村です。
今年も皆さんにとって、“痒いところに手が届く”水泳情報を
元気にお届けしたいと思っております!!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2017年の初回は、
今年こそ水泳デビューをしたい!
そんなビギナースイマーさん向けのお話しから入りたいと思います。
泳げるようになる為には、
浮いて、キックして、その次に手を回して…
そんなイメージをお持ちの方も多いと思います。
でも、一番最初にやっていただきたのは、
「息継ぎしながらの水中歩き」なんです。
こちら、水泳用語でいうと「ボビングウォーキング」と言います。
このボビングウォーキングは、
ボビング+ウォーキングという構成になっていて、
特にボビングが全ての泳ぎの息継ぎの基本となり、重要になります。
それでは解説します。
①まずは水中ウォーキングです。
浮力と水圧があるので、陸上で歩くより大股で歩くと良いでしょう。
両手を元気に前に伸ばします。
前足の膝を曲げ、後ろ脚の膝を延ばします。
また、両足の幅は、中心に揃えるより、
肩幅くらいの2本のレール上を歩くイメージで行うと安定します。
これでウォーキングの部分が出来上がります。
②次にウォーキングに呼吸を合わせます。
前に足を踏み出した時に、「ン~!」と鼻から息を出します。
足が切り替わる時に、「ハア!」と口から息を吸います。
このように、歩きながら「ン~、ハア!」「ン~、ハア!」と呼吸をし、
まずは25mを2~3回歩いてみます。
続いて、ウォーキングに慣れてきたら、
「ン~!」と鼻から息を出している時に潜ってみます。
目線は進行方向を見ます。
プールの底を見ると、鼻から水が入り「ツーン」としやすいので
気を付けてください。
水中に潜っても、腕はしっかり前に伸ばします。
③切り替えの部分で顔を水面に上げて、
「パア」と口から息を吸います。
胸を張り、息を吸う時も進行方向を見ます。
このようにウォーキングをしながら、
「ン~、パア!」「ン~、パア!」と息継ぎしながら水中を歩きます。
重要なので、繰り返しになりますが、
「ン~!」は鼻から息を吐くです。
「パア」は口で息を吸うです。
④この一連の動作をボビングウォーキングと言い、
全ての泳法の息継ぎの基礎練習となりますので、
何度も何度も繰り返し行ってください。
ちなみに・・・
ボビングウォーキングは水慣れに最適なのですが、
その代表的な4つのメリットもご紹介します。
①常に動き続けることができるので寒くならない(水温の適応)。
②鼻から吐きながらの有酸素運動ができる(水圧の適応)。
③不安定な状況に慣れることができる(浮力の適応)。
④水の負荷がかかる全身運動。(抵抗の適応)。
ということで、良いこと盛りだくさんです!
どうぞ、昨年までカナヅチだった皆さん、
今年のプールデビューはボビングウォーキングから始めてみてください!
それでは少し発展してお話してみたいと思います。
お楽しみに♪