「セットプレーの対応」「ラブラブ?」「鹿島へ……」……「岩政先生登壇企画」第ニ回まとめ!
『PITCH LEVEL 例えば攻撃がうまくいかないとき改善する方法』刊行記念企画
10月31日11時半からツイッターで行った「岩政先生登壇企画」第2弾、お答えできた質問の一部をまとめました! 第三回は11月17日12時から!「リアル授業をウチでやってほしい!」などなど、ご希望あればどしどしご連絡ください!(メール・ツイッター)
【岩政先生】最初に感じたのは「チームとしての正解」を教えて欲しがることでした。しかし、僕は「そんなものはない」と突き放しました。コツは伝えましたが、正解のない問いに粘り強く逃げずに挑め、自分の判断を上げろと。それは実は勉強においては彼ら自身やってきたはずで、最後は少し分かってもらえたかな。
@_PITCHLEVEL 東京サイン会の特典も興味深かったです。僕も含め鹿島サポは、相手の流れを切るファウルを称賛します。他にも例えば、ボランチのサイドチェンジにあれほど沸くのも鹿島だけな気がします。そういったサポーターの雰囲気はチームのスタイルや選手のプレー選択に影響しますか?
【岩政先生】これはもう間違いないです。本にも書きましたが、サポーターとはチームの先行きを決めていく存在だと思います。東京でのサイン会で特典として出した考察40では、流れを切るファウルについて書きましたが、これもそうですね、タイミングを見て公開しようかな。
@_PITCHLEVEL 先生質問です。思うような結果がでていない時や、試合にでれていない時、かけられて嬉しい声は選手にとってどんな言葉なのでしょうか?
【岩政先生】言葉ではなく思い。ともに戦ってくれている人からの言葉なら必ず響きます。
@_PITCHLEVEL 解説をされている時や、サッカーを見るときに意識して見ているポイントがあれば教えていただきたいです!
【岩政先生】選手の心理に立つことですね。何が起こったか、ではなく、なぜ起こったか、どのように起こったか、ですかね。
@_PITCHLEVEL 私は試合を選手目線で想像力を使ってみるのはかなり時間がかかります。相手目線で見るのも大事だと思っているので、気になった試合は3回くらい通しで見るようにしてます。岩政先生は同じ試合を何回も見ることはありますか?また、見るときは何回くらい見ますか?
【岩政先生】今ではあまりしませんね。気になったシーンを巻き戻しして見たりはしますが。
@_PITCHLEVEL 鹿島の大岩監督について、選手時代とは違うすごいと思うところはありますか?また、らしいところは?
【岩政先生】まだ半年ですからね。剛さんがいい指導者であることは間違いありません。サッカーもよく理解されている方です。しかし、監督の真価は2年、3年としていって初めて問われるものだと思います。
@_PITCHLEVEL このところ雨ばかり続いていますが…雨の試合で思い出に残ってるものはありますか?
【岩政先生】2009年の川崎戦しかないでしょう!
@_PITCHLEVEL これまで、チームのメンバーが移籍などでガラッと変わることもあったかと思います。そういう状況は端から「戦術の浸透などがやりづらいのかな?」と思い見ていたのですが、実際にプレーする立場だとどうなのでしょうか。また、そういう状況で心掛けていることはありますか?
【岩政先生】僕はいつもメンバーが変わることを楽しみにしていました。いつもと違う選手が入って変わる部分を想像して、想定して、僕自身や周りの選手に微調整を加えて試合に挑む。そしてその仮説とまた変わってくる試合の状況を見てまた変化をさせる。それがサッカーの醍醐味のひとつです。
@_PITCHLEVEL 岩政さん、デビューからずっとファンでした。 今年の関東リーグで対戦して強かったチームや選手はいましたか? つくばFCの印象を聞かせて下さい。
【岩政先生】つくばはとてもしっかりチームを作っている印象でしたね。その部分で、上の2チームは抜きんでていましたね。
@_PITCHLEVEL スタグルで一番美味しかったのはどれですか?
【岩政先生】もつ鍋!
@_PITCHLEVEL セットの守備で、一緒に組むGKと試合中に守り方の相違があった場合、試合中に合わせますか?それとも試合中は自分のやり方を通し、終わってから話し合いますか?ベンチの指示外のゲーム中の相違の場合です。GKの動かし方が違うと感じた時に修正するやり方をどうしているか聞いてみたいです。
【岩政先生】その現象だけでは語れませんね。ベンチからの指示やお互いの信頼関係、流れなども関わりますので。ただ僕の場合は、事前に絶対に抑えてほしいことと周りに合わせる部分とを明確にして試合に挑んでいますので、それによって即座に判断しますね。
@_PITCHLEVEL 私の旦那さんは仕事が多忙で娘達との時間があまり作れず、双方寂しそうにしています。岩政先生はタイや岡山にいる間、娘さんと一緒にいれない時間の方が多かったですよね?その中で心掛けていたこと、大切にしていたことがあれば教えてください!
【岩政先生】娘が生まれてすぐにタイに行きましたからね。葛藤は当然ありました。岡山にいたときも。でも僕は言い聞かせていましたね。小さい娘はきっと「わかる」より「感じてる」。だから、僕は毎日を一生懸命生きて、可能な限りで接しよう。それがいつかわかってもらえる、と。今のところ僕たちラブラブです。
【岩政先生】それは鹿島が僕をどう考えるかですね。というより、僕はまだ何も知らなすぎると思います。選手で活躍したからといって世の中を全て知ったわけでは到底ありません。僕はもし将来鹿島からどんな話が来ても、その期待以上のものをお返しできるように準備をしておきたい、考えているのはそれだけです。