ヒロシ「TVから消えた後」のむごい仕打ち
ヒロシさん11月毎日更新 Q12 これまでの人生で「どん底」はいつだったんですか?
ブレイク後、ヒロシさんは自分の意志でTVから距離をとることに。その時期は「どん底」だったのか。そして営業の現場で受けたあまりにもむごい仕打ちとは?
ただ「TVから消えた」ことがどん底ではない
その休養期間も、確かに気分が落ち込むことはありました。後半ぐらいになると、TVをつけて芸人が出てて思わずチャンネルを変えてしまったり。NHKの動物モノしか見ない時期があったくらいです。自分では意識していないつもりでも、意識していたんでしょうね。
ただ僕としてはそこが「どん底」という感覚はないんです。TVに出ていたときだって、どん底の気持ちになることは沢山ありましたし。いまだって正直ちょっと忙しいんです(笑)、でもやっぱりキツイなと思うこともある。だから『笑いの金メダル』とかに出てた頃が「ウハウハ」で、TVから消えて「どん底」という単純なものではないんです。年収に比例するわけでもない。
「髭男爵と1本の水をシェア」というむごい仕打ち
でも、TVに出なくなって人の扱いが明らかに変わったのは精神的にやられました。変わるのはお客さんとか世間じゃなくてもっと周りの…事務所や制作会社、そのスタッフさんでしたね。
もう露骨ですよ。だって売れているときは控室に「こんなに食べれないよ」というくらい弁当や飲みものが置いてあるのが、売れなくなったら賞味期限のラベルが剥がれかかったものが出されたりとか。
あとは髭男爵と営業にいったときのことですけど、控室に1本だけ水が置かれていたことがありました。3人でシェア…じゃあもう置かないでくれと。いま話したのはまだ笑える方でもっと言えないような話がいっぱいあるわけですよ。僕自身は変わらないのに、そういうことが連発する。これは精神的に参りましたね。
明日の質問は…〈Q12「一発屋」と言われることに対してはどうお考えですか?〉です。
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撮影協力:東京ベイ有明ワシントンホテル