プロ入り直後、悩んでいた中村憲剛を救った一冊の本
中村憲剛選手12月毎日更新 Q16 座右の銘ならぬ、座右の「書」は何ですか?
読書家で知られる、川崎フロンターレの中村憲剛選手。今まで出会った本の中から、座右の「書」とも言うべき一冊を紹介してもらいました。
毎日サッカーができる幸せに気付かされた
座右の「書」ですか。それならば、太田哲也さんの『クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間』ですね。実在するレーサーの話なのですが、ちょうどプロ1年目のときに、この本を読んだんです。
どんな内容かを簡単に説明すると、著者の太田さんがレース中に大事故を起こしてしまい、全身大やけどを負ってしまうのですが、そこから復帰していくまでの過程が描かれている。以前にも、別の機会にこの本を紹介させてもらったことがあるのですが、それが縁で、実際に太田さんとお会いすることもできたんです。
それで、いろいろと話を聞かせてもらったとき、「元気なことがどれだけ素晴らしいことなのか」「ケガもなく、病気をすることなく、毎日サッカーをやれることがどれだけ幸せなことなのか」を、改めて実感しました。
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