「W杯で日本サッカーの“流れ”が決まる」中村憲剛、代表で味わった独特の重圧 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「W杯で日本サッカーの“流れ”が決まる」中村憲剛、代表で味わった独特の重圧

中村憲剛選手12月毎日更新 Q8 日本代表への思いはどのように変化していきましたか? また今、どのような思いを抱いていますか?

日本代表での活躍が多くの人の記憶に残っているだろう中村憲剛選手。代表やワールドカップに対して、これまでどのような思いを抱いてきたのでしょうか。

ワールドカップは「観るもの」、憧れですらなかった

 

 まずは、日本代表に選ばれるようになったことで、自分のプレーも変化していきましたし、周りの目も変わっていきました。周囲が自分を見る目が厳しくなり、何でもやれて当たり前だと思われるようになりました。その目がまた、自分自身を鍛えてもくれたんです。
 それまでは、ここ(川崎フロンターレ)のことしか知らなかったわけですけど、外の世界に出てみて、さらに面白いことがあるというのを感じて、純粋に長くこの場所にいたいなとも思うようになりました。

 その一方で、次も招集してもらえるという保証は誰にもないわけですから、後悔が残らないようにそのとき、そのときで目一杯やろうと考えましたね。
 それこそワールドカップなんて、子どものときは観るもので、憧れるものですらなかった。1997年に日本が初めてワールドカップ出場を決めたとき、自分は17歳。当時は、Jリーガーになれるとも思っていませんでしたし、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカに3戦全敗したのを見て、これが日本と世界の力の差かと、完全にファン目線。いつかそこに自分が絡むことになるとは、夢にも思わなかった。

 
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中村 憲剛

なかむら けんご

プロサッカー選手。川崎フロンターレ所属(背番号14)。

1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。6歳のときに府ロクサッカークラブでサッカーを始め、小金井第二中学校、都立久留米高校、中央大学を経て、2003年に川崎フロンターレに加入。2016年、歴代最年長の36歳でJリーグアウォーズ最優秀選手賞を獲得。プロ15年目を迎えた2017年現在も、チームの中心選手として活躍中。


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