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夜の「歯ぎしり」と朝の「口の乾き」は要注意

不調のサインを見逃すな。 自律神経はどこまでコントロールできるか?①

普通に生活しているだけで、自分の能力を最大限に高められる。私たち人間には、そんな仕組みがもともと備わっています。それが自律神経です。『自律神経はどこまでコントロールできるか?』の著者、作業療法士の菅原洋平先生に自律神経をいかにコントロールするかを訊いてみました。

自律神経のリズムに合わせて生活すれば
自然とハイパフォーマンスに変わる!

 自律神経という言葉は、よく聞くと思います。ただし世間一般で「自律神経」という言葉が使われるのは、大抵良くない話題のときです。

「体調が悪い」「なんだか不調」そんなときにはじめて注目を浴びるのが、自律神経です。心拍や呼吸、体温調節や排泄など、私たちが生きていることを支えている活動。それを私たち自身の意思や意図とは関係なく「自律的に」行っているのが自律神経です。なので、普段はその存在に注意を払うこともありません。

 自律神経が担うのは、何も私たちの生命を維持することだけではありません。健康や体調管理に関心が高い人は、すごくハイテンションになっているときに、「アドレナリンが出まくっている」「交感神経がガンガンに働いている」という言い方をすることがあります。私たちの気分もまた、自律神経が担っているのです。

 私たちの気分も自律神経がつくっているものだという点から見てみると、捉えどころがない気分の変化もその実態をつかみ、修正することができます。

『自律神経はどこまでコントロールできるか?』(KKベストセラーズ)では、自律神経を不調になってはじめてその存在に気づくのではなく、できるだけ些細な乱れのうちにその乱れを見つけることに焦点が当てられています。

 自律神経を不調になってはじめてその存在に気づくのではなく、できるだけ些細な乱れのうちにその乱れを見つけることです。大きな不調が起こってからそれを回復させるより、些細な不調を回復させる方がはるかに簡単で手間もかかりません。

 それでは、まず私たちが日常的に経験する自律神経のサインとその対処方法を知っておきましょう。

 
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自律神経はどこまでコントロールできるか?
自律神経はどこまでコントロールできるか?
  • 菅原 洋平
  • 2017.12.19