ジョイマン 仕事が激減した「一発屋芸人」のリアル
ジョイマン、最近何していたの?
「ナナナナー、ナナナナー」謎のイントロと、くねくねとした動きの後に繰り出される、意味があるのかないのかわからないラップ――。いまから10年前、お笑いコンビのジョイマン(ボケ:高木晋哉、ツッコミ:池谷和志)は、その独特の芸風でお茶の間の人気をさらっていた。少しだけ。しかしその後TVで彼らをめっきり見かけなくなった。ジョイマン、最近何してたの?
■地方の営業で食いつなぐ。パチンコ店でサインの押し売り、飴を配る
ーーここ数年でいうと仕事はどんな感じでしたか?
高木:めちゃくちゃ暇でした。仕事が激減して、1回本当にゼロになりましたから。それからはギリギリ地方の営業で食いつないでいたって感じですね。
池谷:昨日はパチンコ店での営業です。2店舗を2時間ずつぐらいで回って…という感じなんですけど、6時間ただ打つだけで終わる時もあります。
高木:たまにホール回ってお客さんに飴を配ってみたりもするよね。
池谷:回りましたね。「頑張って下さい」って言いながら。
高木:そこでサインの押し売りもしたり。
池谷:こないだはサイン色紙30枚用意していたんですけど、お客さんが10人しか集まらなくて。しょうがないんで打っているところに行って…
高木:「お忙しい所すみませんが、ジョイマンのサインもらってくれませんか?」って言ってきました。
池谷:皆さんパチンコで生活がかかっているんで、すごい邪魔な顔されましたね。飴玉の方が喜ばれるんです。「ありがとうございます」って。
ーーちなみにプライベートでもパチンコを?
池谷:僕基本的にやらないんですよ。
高木:全くやらないんですよ。
池谷:普段やってないから、昨日とかパチンコ店回ってる途中でサイン求められても、手が震えちゃってるんですよね。多分もらった人たちは「きたねえサインだな」って思っていたはずなんですけど、許してほしいです。
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