[スペシャル対談]武尊(K-1WORLD GP -55kg王者/Krush -58kg王者)×関根勤
格闘技界のニューヒーローと芸能界屈指の格闘技マニア・関根勤がガチンコトーク!!
本日は緊急特別企画として、K-1公式サポーターでもある関根さんと注目の格闘家が対談!
壮絶な殴り合いの末に、衝撃的なKO勝利。
その熱き闘いにファンは酔いしれ、
その勇姿に日本格闘技の未来を見た。
武尊……
アイドル顔負けのキュートなルックスながら、
闘争心溢れるファイトで相手を叩き潰す。
この格闘技界のニューヒーローに
芸能界屈指の格闘技マニアで、K-1公式サポーターでもある関根勤が、
ガチンコトークを仕掛ける!!
今日は、特別企画として、関根勤が武尊の魅力を探り尽くす。
強い相手とやると嬉しくて笑っちゃうんです
――大晦日の『RIZIN』での見事なKO(ヤン・ミンに2ラウンドKO勝ち)を観させていただきました。
武尊 ありがとうございます。
関根 素晴らしい試合だったよね〜。キック界の幕明けと言っていいんじゃない?
――「当たれば倒れる」っていうドキドキ感がすごかったですよね。
武尊 そう言っていただけると嬉しいですね。
――武尊選手のような軽量の階級だと、あそこまで倒す選手もいないじゃないですか。
関根 そうなのよ。いないんですよ。武尊はパンチ力も強いんですけども、“圧力”がすごいんですよね。ダダダダって、前に出るのね。向こうは、間合いを詰められて当たっちゃうんですね。普通は、お互いに空間を保っちゃって、当たらないんですよ。ボクは、武尊選手は“圧力”が一番だと思う。それとね、いい意味で頭がおかしいんです(笑)。強い選手とやって、パンチとかもらうと、嬉しくなっちゃうんですって。「うわーこいつとは殴り合える」って思うんでしょ?
武尊 そうです、テンション上がっちゃいます。試合中は、あんまり痛みを感じなくなるんで。パンチとかをもらって、ちょっと効いたりすると、逆にテンションが上がるんですよね。「ああ、やられちゃう!」みたいな。
関根 負けてられないぞ、と。“火を点けた”みたいな感じ?
武尊 「じゃあ、殴り合おうぜ」みたいな気分になってしまいます。あと、軽量級って「KOが少ないから面白くない」って言われてるじゃないですか。それが悔しかったんで、僕は、とにかく倒したいって気持ちを持って試合に挑むんです。普通の選手って、危ない距離に入らないようにするんですが、でも、ボクは自分から(リスクを承知で)相手の攻撃をもらう距離に入っていっちゃうんです。
関根 そういう危ない距離に入る恐怖心っていうのはないの?
武尊 KOって“事故”みたいなものなんですよ。その危ない距離に自分から入ることによって、相手もパンチ出さなきゃならなくなるんで、“事故”が起きやすくなるんです。
関根 やっぱり、上手い同士が読み合いで距離を保っちゃうとKOって起こらないんだよね。それを意識して試合をしてるのが偉いよね。
――格闘技を知らない人が観ても、スリルがあって面白いですよね。
関根 そうなんですよ。それが武尊選手の魅力なんですよ! さらに格闘技に詳しい人は、武尊選手のすごさが分かるワケですよ。あいつ入っていったよ、って。すげえ勇気だな、って。昨年11月のK-1 WORLD GPのワンマッチでも、武尊が先にダウンくらったんですよ。普通の選手はダメージを回復するために多少距離をとったり、ガードしたりするんですけど、立っていきなり、攻めていったんですよ。“攻撃は最大の防御なり”なんですよね。