大人「だから」楽しめるディズニーランドのしかけ。「キャッスルカルーセル」の周りが暗いのは…
並んでいる時間さえも楽しくなってくるディズニーランド&シーの話
東京ディズニーリゾートの楽しみといえば、アトラクションやショーだけだと思っていま せんか? しかし、十数年パークに通うディズニーブロガーのみっこさんは、「アトラクシ ョンやショーの魅力はもちろんですが、ふとした光景に隠れているこだわりを見つけると パークで味わえる感動は何倍にもなる」と言います。最新刊『思わず話したくなる究極の ディズニー』より、ディズニーランドのアトラクション「キャッスルカルーセル」に隠れ た魔法を紹介します。
◆ 夜のカルーセルがより美しく見える照明のマジック
ディズニーのテーマパークだけでなく、多くの遊園地にあるメリーゴーラウンド。日本ではこの呼び名が一般的ですが、英語では「カルーセル(carousel)」と呼ばれます。
小さなお子さんに人気の「キャッスルカルーセル」。夜にパークを訪れると、このアトラクションの周りだけ照明がほとんどなく、非常に暗いと感じる方が多いのではないでしょうか?
実際、付近に街灯はほぼありません。これは、周囲をあえて暗くすることによって光で浮かび上がらせて、幻想的な雰囲気を演出しているのではないかと思われます。
夜に見に行くのなら、シンデレラ城下の通路から、まっすぐファンタジーランド方向に向かうのがおすすめ。ちょうど正面に、「キャッスルカルーセル」が美しく浮かび上がる姿を見られるはずです。
◆90体の白馬のなかに同じ馬は存在しない
外側からアトラクションを眺めると、装飾された上部にディズニー映画『シンデレラ』の名シーンを描いた18枚の絵が見られます。
ストーリーの順番通りに象徴的なシーンが描かれているので、乗らなくても楽しむことができます。
回転する90頭の木馬はすべて「白馬」。これはウォルト・ディズニーが、白馬に乗りたがる子どもが多くなることを考えて「すべて白馬にした」ためだというのは有名な話。しかも「形や装飾、表情などがそれぞれ異なり、同じ白馬は存在しない」と、『東京ディズニーランド超ガイド Door of Dream[夢のとびら]オーロラストーン伝説』(講談社)にも記述があります。
お子さん向けの乗り物、というイメージが強いですが、大人が見てもおもしろい凝った装飾になっています。なかなか見比べることはないと思いますが、そんな違いも探してみてくださいね。
<『思わず話したくなる究極のディズニー』(KKベストセラーズ刊)をもとに構成>