【オークス】クイーンC上がり最速のマジックキャッスルが府中で波乱を呼ぶ!
無観客開催の中で無敗の牝馬2冠馬誕生なるか⁉
今回の重賞予想は5月24日(日)に行われる【オークス 東京 芝2400m】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?
■重馬場の桜花賞は参考外⁉ 馬場回復なら思わぬ伏兵場が台頭する!
厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、【オークス】的中に向けてのヒントをもらった。
ついにここまで無観客開催が続いてしまった。そんなことを考えながら、牝馬クラシック第2弾であるオークスが開催される。
今週、競馬に直接繋がる話題はなかったが、間接的に大きな影響を与えるニュースはあったように思う。
まずは甲子園中止のニュース。中止の理由として、選手を守る医療体制が整わないということが取り上げられていたが、落馬事故のある可能性がある限り、競馬開催に非難の声が上がるキッカケとなる可能性は十分に考えられる。
また、某馬主さんがTwitterに書いていたが、阪神競馬場は甲子園と車で10分程度の位置関係。8月の甲子園が開催できない以上、やはり6月末の宝塚記念で観客を入れることは難しいだろう。JRAが直接何かしらの発表をしなくても、再び競馬場に活気が戻るのは、かなり先になることを予感させた。
そして賭け麻雀騒動。自粛のイライラがモロにぶつけられている印象があるが、それは先月起こったパチンコ店叩きと同じ。自粛が緩和され営業が開始されれば、再びパチンコ店への非難の声があがるはず。
ネットではパチンコを叩く競馬ファンがいるが、間違いなくブーメランとして自分たちにも戻ってくるはず。ギャンブルをしない人間にとっては、麻雀、パチンコ、競馬には差がなく、一気に潰しに来るのが自然の摂理。
今、開催できているのは、競馬を守る組織のパワーが大きかっただけ。そこを勘違いすると、売り上げが落ちていないからといって油断禁物。今年は一瞬で世間の目が変わってしまうことを痛感する毎日だ。
それでは、そんな時代に行われる特別なオークスについて予想を始めよう。
注目はやはり3戦3勝で桜花賞を制したデアリングタクト。NHKマイルCでも好走したレシステンシアを直線でしっかり捉えた前走は着差以上に強い内容だった。
桜花賞当日は強い精神力が必要とされる馬場状態だったし、エピファネイア産駒ということで本来の適距離よりもマイルは短かかったはず。苦手な条件の中でも勝ちをキッチリ得たことは高く評価すべきだろう。松山騎手も今年で30歳。童顔がゆえに頼りないイメージこそあるが、アルアインでクラシック(皐月賞)も制覇するなど勝負強いジョッキーの1人でもある。カタカナ(外国人)騎手でないがゆえに少しでも人気が落ちてくれれば良いのだが…。穴党でも逆らいにくい存在であるのは確かだ。
ゆえに相手にデゼルやクラヴァシュドールといった人気馬を指名するのはどうも気が進まない。人気薄で狙いたいのはマジックキャッスル。2走前のクイーンCは上がり最速で2着。ソーマジックの仔ということで、桜花賞で穴人気を集めたが、母はオークスでも3着と大崩れしなかった。切れ味を活かすタイプだけに前走は道悪が合わなかった可能性大。この馬に限らず桜花賞は1、2着馬以外は横並びで3着も18着も走力は大して変わらず、差がついたのは精神力によるものだと考える。穴馬は桜花賞惨敗馬の中にいるはずだ。
桜花賞路線組以外であればホウオウピースフル。2歳時だが牝馬でありながら百日草特別を勝っているのは力の証明。その後、中途半端な競馬が続いているがここぞの大一番で見せ場を作る可能性アリだ。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
◎④デアリングタクト
〇⑫マジックキャッスル
▲⑤ホウオウピースフル
△①デゼル
△②クラヴァシュドール
△⑦ウインマイティー
△⑧スマイルカナ
△⑰マルターズディオサ
【3連単1着固定】
④ ⇒ ① ② ⑤ ⑦ ⑧ ⑫ ⑰