【日本ダービー】コントレイルで鉄板!? 皐月賞を回避して鞍上にルメール騎手で万全のワーケアに注目!
無観客競馬で迎える日本ダービー。ホープフルS、皐月賞を含め4連勝中のコントレイルは無敗での2冠達成なるか!?
■皐月賞2着馬サリオスの逆転はナシ!? ここぞの大一番でノーザンFの出番か⁉
今回の重賞予想は5月31日(日)に行われる【日本ダービー 東京 芝2400m】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?
さぁ今週はいよいよ日本ダービー。他のスポーツがこぞって開催を自粛していることもあり、今週のスポーツ新聞は例年以上に日本ダービーを1面に持ってくることが多かったように思う。
それだけ熱の入った日本ダービーなのだが、残念ながら無観客競馬。奇しくも日本ダービー史上最多入場者数を記録したのが平成2年で19万6517人。そして令和2年が0人。
令和の時代がいかに厳しくなるかを象徴しているような数字ではないだろうか?
…とはいっても、平成2年といえばバブル崩壊の直前。そのあと平成が終わるまで日本は不景気のドン底を味わうことを考えれば、
昭和→太平洋戦争、平成→バブル後の経済破綻、令和→ウイルスとの戦い
と、いつの時代も厳しい時期はあるもので、前半にこれだけ大きなパニックを味わっていれば、残った令和時代は平穏に進むこともある。そんなことを祈りながら第87回日本ダービーを予想していこう。
1番人気はコントレイルになるだろう。皐月賞では私も軽視したが、最内枠で包まれて今までにない展開になりながら、コースロス覚悟で外に回して楽に差し切った。自分の競馬をしっかりしたサリオスだったが、あっさり交わされたのだから、ここは力が違うと考えるのが自然だろう。
よってコントレイルは切れない。その代わり、2着のサリオスには強さを感じなかったというのが率直な感想。デビューから3戦連続でマイル戦を使っており、ダービー向きだと陣営が考えているようには思えない。コントレイルを信用する以上、思い切って切るのも手だと考える。
そこで相手筆頭として気になるのがワーケア。今年は牡馬牝馬クラシックともにノーザンF生産馬が勝てていないという緊急事態。本来、1つの牧場が次々にGIを勝つこと自体が異常な状況だが、馬のクオリティー、お金の費やし方を考えると、本来は結果が出ていて当然であり、批判めいたコメントをする評論家も多いのだ。
そんな中、シルクRのオーソリティを青葉賞で勝たせたのは、見事なレース選択とも言えるだろう。弥生賞3着馬でオープン勝ちは中山の芙蓉Sの1回のみ。常識で考えれば「皐月賞が勝負レースで日本ダービーは不向き」と考えることが自然な判断になりそうだろうが、そこを皐月賞をパスして青葉賞を狙うというのは“そろばん弾き”の天才たちの勘が鈍っていないことを証明している。
コントレイルにぶつかって大敗するなら、弱メン揃いの青葉賞で5000万円稼いだほうが良いに決まっている。その後の故障までは予期していなかったが、この状況で最大限に稼いだのだから、ノーザンFの不運もそろそろ弱まるのでは?と考えることができる。
そこで狙いたいのはワーケア。この馬も弥生賞2着のあと、早々に皐月賞回避を発表して日本ダービーへとやってきた。いくら叩き台、前哨戦の意味がなくなってきたとはいえ、この大一番を前に常識はずれのローテーション。万が一、ここで大敗したら『7月のラジオNIKKEI賞の叩き台としてダービーを使ったの?』と揶揄されるだろう。少なくとも私はする(笑)。
そしてルメール騎手を確保できたことも魅力十分とみてよいだろう。コントレイルの相手筆頭はワーケアを狙いたい。
もう1頭気になるのがサトノインプレッサ。前走のNHKマイルCは7枠⑰番に入った時点で陣営は諦めたのではないだろうか。次のダービーを見据えていたのだから無理する必要はない。そこで運を使わなかったおかげで、今回は最内枠をゲット。大穴として日に日に輝きが増してきたようだ。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
◎⑤コントレイル
〇③ワーケア
▲①サトノインプレッサ
△⑥ヴェルトライゼンデ
△⑨ダーリントンホール
△⑪ガロアクリーク
△⑭マイラプソディ
△⑮サトノフラッグ
【3連複】
⑤ = ① ③ = ① ③ ⑥ ⑨ ⑪ ⑭ ⑮