【安田記念】戸崎騎手を背にダノンキングリーがアーモンドアイに襲いかかる!
日本ダービーも終わり、東京コースでの春GⅠは今回でラスト。ヴィクトリアマイルを圧倒的な強さで制したアーモンドアイは買いか?消しか?
今回の重賞予想は6月7日(日)に行われる【安田記念 東京 芝1600m】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?
■相手なりに好走するヴァンドギャルドで万馬券を狙え!
厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、【安田記念】的中に向けてのヒントをもらった。
荒れた世相に反発するかのように、牡馬・牝馬とも2冠馬が誕生するなど、粛々というか淡々とGⅠレースを消化しているJRA。
給付金の振り込みが行われずイライラしている人たちの癒しになるような、一獲千金サマージャンボのような高配当が飛び出すことを心待ちにしているのだが、今回の敵も強敵…、いや現時点で穴党ファンの臓物をまき散らす、容赦ない悪魔な1頭(穴党にとって)が出走してきた。
アーモンドアイ。幾度となくクラッシュアーモンドを夢見て馬券から外し続けたが、プリッツのような塩辛い涙を流す結果になっている穴党最大の敵。今回も、何かしら弱点はないか、前走のレースっぷりを見たり、当日の天気をチェックしたり、文字を逆さに読んだり…。だが、全部ムダという結論。
レース間隔の短さが不安という声もあるが、普段の予想スタンスから言えば、競走馬の疲れは突然発生するものでも、突然消えるものでもないというのが持論。
「疲れが取れにくい馬=無理して走らせることが可愛そうな馬」
2~3分走っただけで、何ヵ月も疲れが残るのであれば、自然界では生まれてすぐ食べられて終わり。そんなわけはなく、アーモンドアイにしても2日連続でレースをするわけじゃないし、そもそも人間がローテーションを決めたのだから、疲れで負けるということは考えにくい。ここは相手探しの一戦で間違いないだろう。
当然、有力候補として挙がるのはディフェンディングチャンピオンのインディチャンプ。ただ、この馬は、前哨戦で負けて本番でしっかり勝つというキャラクターだったのだが、今回は前走完勝して駒を進めてきた。運命のかみ合わせが悪くなってきた可能性はありそうだ。どちらかと言えば、そういうキャラクターはダノンプレミアムなのだが(笑)。
であれば、ダノンキングリーを上位として位置づけしたい。戸崎騎手が間に合ったことも大きく、前走も不慣れな逃げの手に出るなど負けて当然のレースだった。世代を代表する馬であるのは間違いなく、弱いと揶揄される現4歳牡馬世代であるが、ここで意地を見せてほしい。
一発大穴をあけるとするならヴァンドギャルド。3走前、やや渋った馬場で大外一気の競馬。バイアスは内側にあった馬場だけにこの勝ちは大きく、素質の高さを証明している。粗削りだが、相手が強くなるほど走る傾向にあり、今回の安田記念で覚醒!そんなストーリーが十分に描ける逸材だ。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
◎⑤アーモンドアイ
○②ダノンキングリー
▲⑬ヴァンドギャルド
△⑥インディチャンプ
【馬連】
⑤ ⇒ ② ⑬
【ワイド】
⑤ ⇒ ⑬
【3連複1頭軸】
⑤ ⇒ ② ⑥ ⑬