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藤田菜七子騎手を超える逸材か⁉ いま注目の女性騎手とは?

今年4月にデビューした北島希望騎手をご存じだろうか? 関係者からの評価も急上昇中で、現在JRAで活躍中の藤田菜七子騎手と直接対決する日もそう遠くない⁉


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■4月のデビューから2戦目で初勝利、約2カ月で早くも10勝達成!

藤田菜七子
藤田菜七子騎手(2020年成績:1着14回 2着18回 3着15回 JRA通算104勝 20年6月17日現在) 写真◎フォトチェスナット

 JRA通算100勝を達成し、昨年には重賞も勝利した藤田菜七子騎手。骨折によるアクシデントで1カ月ほど棒に振った時期もあったが、今年も順調に勝ち星を積み重ねている。そんな菜七子騎手のデビュー時よりも技術力が“上”じゃないかと言われているのが、浦和競馬に所属しこの4月にデビューしたばかりの北島希望(のぞみ)騎手だ。地方競馬を担当するスポーツ紙記者は次のように語る。

「浦和競馬場は南関でも小回りでタフなコース。ミシェル騎手が短期免許で来日した際も、ただでさえダートで慣れていないのに浦和は危ないんじゃないの?という声もあったほど。もちろん、難なくこなしていたけど慣れていないと厳しい競馬場なのは間違いないよ。JRAの騎手も浦和の交流は積極的に参加したくないという声があるくらいだからね。
 無観客競馬であまり話題になっていないけど、約2カ月で10勝を挙げたし(20年6月17日現在)、馬群の内にも突っ込んでいて追い負けていない姿を見ると評価は上がってきてるよね」

 元南関の騎手も次のように語る。

「藤田菜七子騎手のデビュー戦に選ばれたレースはJRAよりもひと足早く、川崎でのレースだった。その時も乗れる騎手だなと思ったし、昨秋の東京盃では自信にも満ち溢れていたよね。そこまでのレベル、また同じように乗り馬が回ってくるかはわからないけど、平場で4キロ減は大きいし南関関係者からも『あの子は乗れるね』という声が大きい。大井所属の調教師は女性騎手をあまり乗せたがらない人も少なくないけど、北島騎手には大井でも徐々に乗り馬が集まってきているよ」

 普段はどうやら今どきの子らしくおっとりとしているようだが、レース内容は男勝りな面も。前出の地方競馬担当記者は次のように語る。

「所属している小久保厩舎は地方競馬を代表する調教師となった。ただ、有力馬が多過ぎて北島騎手への直接的なバックアップはできていないが、浦和の有力厩舎からの依頼は絶えない。馬群に突っ込む度胸もあって、先輩騎手がハナへ立とうとしていても引かない面もある。確かに淡泊なレースになることもまだまだ多いけど、少なくとも同期の男子たちにも負ける感じはしないよね。
 あとは落馬などのケガがないことを祈るだけ。落馬してケガをしてしまうと男性騎手でも勝負所で躊躇してしまうからね。のほほんとしている感じだけど、かなりレベルの高い女性騎手になるのは間違いないでしょう」

 6月29日の浦和開催からはJRA交流競走も再開される予定だ。成長した北島騎手と女性騎手としては先輩にあたる藤田菜七子騎手との直接対決が見られる日を楽しみにしよう。

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競馬最強の法則 編集部

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