【ユニコーンS】未来のGⅠ馬候補カフェファラオの爆走に期待!【函館スプリントS】マリアズハートが好枠から弾ける!
函館は波乱含み、東京は固い決着が濃厚か!?
今回の重賞予想は6月21日(日)に行われる【函館スプリントS 函館 芝1200m】【ユニコーンS 東京 ダート1600m】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?
■本気度に疑問符。人気のダイアトニックは過信禁物!
今週もGIの谷間週。函館では高松宮記念3着以来となるダイアトニックが出走する函館スプリントS。東京では例年、のちのダートGIホースを輩出するユニコーンSが行われる。先に書いてしまうと、函館は荒れる気配を感じ、ユニコーンSは比較的平穏に収まると考えている。まずは函館スプリントSから予想していこう。
人気の中心はダイアトニック。GI好走の実績はここでは抜けており58キロという斤量でも人気になるのは仕方ないところ。ただ、このレースに出走する大義名分がないことも事実。本気でGIを獲りにいくなら6月のこの時期にわざわざレースを使う必要がない。同じ北海道で行われるキーンランドCや、9月の阪神開幕週に行われるセントウルSを狙うとなれ約半年は休養せざるを得ないため、消去法でのレース選びになった感があるのは決して良い流れとはいえない。
さらに、1400mの実績があるのにもかかわらず、京王杯SCを使わなかった点も気になる材料だ。同厩舎のダノンスマッシュが出走し、勝利したことから陣営の判断は正しかったとも言えるが、勝てる重賞をパスさせられたこの馬の身になってみれば…この点おいても昨年から続いている良い流れを断ち切ってしまう蛮行になる可能性は十分にあるだろう。
それ以上に、ここで目いっぱいの勝負をする必要はなく、今回は武豊騎手のテン乗り。どうもチグハグさが気になってしまう。
そこで今回狙いたいのが絶好の②番を引き当てたマリアズハート。デビューして7戦中5回、中山ばかりを走らされている特異なキャラクター。府中ばかり走るアーモンドアイの、小型版といったところか。
ただ、同馬は中山の坂を何度も駆け上がることで地力をしっかりつけてきたタイプ。紛れが出やすいコースにもかかわらず、4勝2着1回とパーフェクト連対を果たしているのは力の証明である。一度大敗している昨年の葵Sでは内枠有利の馬場状態の中、外枠の⑮番から終始外を回ったことが敗因。内で揉まれて力を出せなかったケースは一度もなく、今回の②番を思いっきり活用するはずだ。
■まだまだ底を見せていない怪物に注目!
続いてユニコーンS。こちらはダート戦では底を見せていない面々が揃っている。その中でもカフェファラオは逃げて後続を10馬身ちぎった初戦も圧巻だったが、出遅れながらも直線勝負で一気に突き抜けたヒヤシンスSは凄みどころか、恐怖すら感じさせた。
今年は新型コロナの影響でアメリカの3冠レースのスケジュールが大きく変更となりケンタッキーダービーは9月に行われる。通常であればアメリカへの挑戦を表明していたかもしれない怪物が国内にいるということも考慮するとここは逆らえそうにない。
相手にはルメール騎手のレッチェバロックが有力だが、穴で面白いのがキッズアガチャー。1勝クラスをダートで勝った後、なぜか芝の京都新聞杯に挑戦。当然、大敗したものの陣営の期待は相当高い。今回、道悪競馬になることも同馬にはプラスに感じられる。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
【函館スプリントS】
◎②マリアズハート
○④スイープセレリタス
▲⑥ダイアトニック
△③エイティーンガール
△⑦ライトオンキュー
△⑨フィアーノロマーノ
△⑩ジョーマンデリン
【3連単1頭軸】
② → ③ ④ ⑥ ⑦ ⑨ ⑩
【ユニコーンS】
◎⑯カフェファラオ
○⑤レッチェバロック
▲⑫キッズアガチャー
△⑨メイショウベンガル
△⑩サトノラファール
△⑬タガノビューティー
△⑭フルフラット
△⑮キタノオクトパス
【3連単1着固定】
⑯ → ⑤ ⑨ ⑩ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮