《かにカニエクスプレス》服よりアクセよりワタシゃ鉄道グッズがマジ欲しい【女子鉄ひとりたび】8番線
鉄道には夢がある。いや夢しかない。この赤い糸が、あなたにつながりますように。~裕子~
元祖鉄道アイドル、今は「鉄旅タレント」として鉄道をアツく語る、木村裕子が日本各地の魅力的な路線を紹介する“女子鉄ひとりたび”(『女子鉄ひとりたび』著・木村裕子より)。憧れの鳥取砂丘で念願のラクダに乗った後は、再びローカル列車に乗って、鉄道ファン垂涎の地を目指します。
■3年分カニを食べた思い出にひたりながら
鳥取砂丘の観光を無事終え、ようやくここから山陰本線の列車旅が始まった。
鳥取駅から上り列車に乗車。JRになってから登場したディーゼルカーは、乗り心地も良好。5分も走ると車窓は郊外の風情だ。
「鉄子の部屋」と呼ばれる、鉄道ファン向けの展示施設が併設されている浜坂(はまさか)駅で、乗り継ぎのため途中下車。施設内にはサボ(行き先標)、改札鋏(きょう)などの鉄道部品、乗車券類、古い鉄道書籍や時刻表などが並べられている。
実際に使用されていた部品は傷だらけの姿で、現役時代に頑張ったであろう証(あかし)が刻まれていた。その古傷ひとつひとつに愛おしさを感じる。
駅前には足湯もある。この地域には温泉地が多く、一帯は「新温泉(しんおんせん)町」という自治体名となっている。
カニの名産地としても知られており、シーズンの冬場には関西方面からも臨時列車が仕立てられるほどだ。JR西日本の「かにカニエクスプレス」は、往復乗車券に温泉とカニ料理が付いた大ヒット企画で、毎年この季節には10万人前後が利用している。
私も使ったことがあり、あの時は3年分のカニを1日で食べた気分だった。
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■「女子鉄ひとりたび」出版記念イベント・レポート【その⑤】
「女子鉄ひとりたび」本の装丁を手がけたデザイナーさんという意外な「サプライズ・ゲスト」が登場したり、
クイズ大会でプレミアムな景品が飛び出したりするなど、会は最高潮に盛り上がり、ついにメーンイベント!
本を3冊購入した人だけの特典、裕子のビンタを受ける羨ましい人は誰?
開催:大阪 2020年1月13日 旭屋書店なんばCITY店 特設イベントスペース
■水間鉄道に「女子鉄ひとりたび」ヘッドマーク電車が走った!
掲出日程:2020年1月11日~1月20日(10日間)
掲出車両:1003(青ライン/貝塚駅側)
走行日:1月15、16、18、19、20日