植毛|【薄毛のステージ別】自毛植毛に関する15の疑問
植毛の進化論・薄毛は「隠す」から「治す」時代へ
かつては諦めるしかなかった「薄毛」が治る時代が訪れている。その治療法として注目されているのが、自分の毛根組織を移植する「自毛植毛」である。AGAという言葉が一般的となり、情報が溢れる今、薄毛に悩む方々には正しい知識と情報が重要だ。そこで、薄毛への不安を抱える人から現在進行系で悩む人まで、段階別に、気になるであろう自毛植毛に関する質問を専門家に訊いてみた。
「薄毛は治ります。そして、薄毛が解消されることで人生は好転します」
こう話してくれたのは『本気で薄毛に向き合う人が読む本』(KKベストセラーズ)の著者、自毛植毛の権威でもある親和クリニック総院長の音田正光医師だ。
「いつ行けばいいの?」「ほんとうに植毛は効果があるの?」「コストはどれくらい?」
多くの薄毛難民が抱える不安や疑問に、率直に答えてもらった。
■STAGE01─「今は大丈夫だけど…」薄毛不安を抱えるあなたへ
多くの男性は将来的な薄毛リスクを抱えて生きている。「自分は絶対にハゲない」。そんな保証や根拠はどこにもない。例えばこんな不安を感じたことはないだろうか。
<こんな人向けの5問> ●父や祖父の髪が薄く、遺伝的な心配がある ●シャンプー中の抜け毛が増えてきた ●髪が細くなり、毛量が減った気がする
今は大丈夫かもしれないけど、来年はわからない。そんなあなたが気になる質問をぶつけてみた。
■Q.1
父親の髪が薄く、自分は毛深いので不安です。相談に行ってもいいですか?
■A.
薄毛は多因子遺伝と考えられていますが、その因果関係については完全に解明されていません。また「海藻を食べると髪が増える」「頭皮マッサージで血行を良くすれば毛が生える」「シャンプーより石鹸で洗髪した方が良い」などの都市伝説にはエビデンス(科学的根拠)がないのが実情です。当院には実際に植毛手術を受けた男性カウンセラーも在籍しておりますので、遠慮なくカンセリングにお越しください。
■Q.2
いまは25歳なのですが、まだ自毛植毛するには早いでしょうか?
A.
薄毛に明確な定義はありません。ご自身が「薄毛」だと感じ、それを解消したいと考えているならば年齢は関係ないと考えます。一般的には「薄毛治療=中高年男性」というイメージがあるかもしれませんが、私たちのクリニックの患者さんは20〜30代の方で半数以上、それに最近では女性の方でも自毛植毛をされる方も増えています。薄毛の治療は人生への投資でもあるのです。若い方ほど薄毛の解消によって多くの可能性が拓かれるのではないでしょうか。
■Q.3
「自毛植毛」以外の治療法は無駄なのですか?
A.
すべてが無駄ではありません。薬にも科学的に効果が認められたものもあります。ただし、効果のない治療に時間とお金をかけてしまうことは「無駄」と言えるでしょう。いまは多くの情報が溢れていますが、その内容は玉石混交です。本当に「毛生え薬」ができたらノーベル賞になっているはずです。みなさんの貴重な時間とお金を効果的に使っていただきたいと思います。
■Q.4
そもそも自毛植毛とはどのような治療法なのでしょうか?
A.
自分の後頭部から薄毛が気になる部位へ、髪が生える組織ごと移植する治療法です。もちろんメスは使いません。どんな薄毛の人でも後頭部には太くて多くの髪の毛がありますよね? それを分配することで、薄毛を「隠す・ごまかす」のではなく「治す」のです。個人差はありますが、一年後には確実に、かつ自然に薄毛を改善することが可能です。
■Q.5
もともと広い額に移植することも可能ですか?
A.
AGAの兆候が見られない箇所への移植も可能です。生え際の形もご希望に沿ってデザインすることができます。長年のコンプレックスが解消されたと喜んでいただけるのは嬉しいですね。
<この段階のまとめ> ●薄毛は気持ちの問題 ●自己判断でなく、専門家と相談することが大切 ●科学的根拠のない情報や噂が溢れている