【狩女子】狩猟×映像。YouTubeって何? 誹謗中傷は?
【第30回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
■世界で20億人が視聴するYouTubeと、それに投稿するYouTuber
皆さんこんにちは! 茨城県でヨガのインストラクターの傍ら、新人農家&猟師をしているNozomiです。今回は、私のYouTube活動について綴らせて頂こうと思います。
私は仕事の傍ら、『Nozomi’s狩チャンネル』というYouTubeチャンネルで、狩猟の様子や田舎暮らし、農作業の様子を配信しています。でも、そもそもYouTubeの仕組みとは? YouTubeの難しい事や、つらい事、やっていて良かった事などお伝えできればと思います。私の拙い文章を通して、少しでも“狩猟”に興味のある方、すでに“狩猟”に携わっている方、そして何より“いのち”と向き合っている方のお役に立てれば幸いです。
【YouTubeってどんなもの? 広告収入は?】
突然ですが、皆さんは暇を持て余している時や、自宅でのリラックスタイム、バスタイム、ちょっとした空き時間や、作業中、調べものなどをする時はどうしていますか?私はここ数年動画配信サービスの「YouTube」を利用することがとても多くなりました。携帯電話やタブレットにアプリをダウンロードして、なんとなく“お勧めの動画”を見たり、作業用BGMとして音楽を流したり、自分が知りたいことについての解説動画を見たりと、その用途は多様です。
2020年1月、NTTドコモが全国の15歳から79歳の約7000人の男女を対象に行った動画サービスの利用動向調査によると、なんと「YouTube」の認知率が驚異の95.1%、利用率も62.3%と、認知率・利用率ともに動画配信サービスの中で最も高い数字をマークしました。動画サービスと言っても、「YouTube」「ニコニコ動画」「GYAO!」「AbemaTV」「TVer」「Amazonプライム・ビデオ」などなど、その種類は数多いですが、ダントツです! しかも、2020年、YouTubeのアクティブユーザーは世界で20億人を突破(!?) その勢いは留まることを知らず未だに驚異的な勢いで伸び続けています。
これだけの「需要」があれば、もちろん「供給」もどんどん生まれていきます。やがてYouTube上に動画を上げる“動画投稿者”の事を“YouTuber”と呼び、さまざまなジャンルが生まれ、たくさんの動画が作りだされていきました。やってみた系の動画を配信する「チャレンジ系YouTuber」、メイクやコスメなどについて配信する「美容系YouTuber」、子ども向け動画の「キッズ系YouTuber」、ゲーム配信をする「ゲーム実況系YouTuber」、料理やグルメを紹介していく「料理・グルメ系YouTuber」などなど、最近は迷惑行為を繰り返す「迷惑系YouTuber」などというジャンルもあるようです……。
彼らYouTuberの収入源は主に「広告収入」です。動画コンテンツの広告は長い間「テレビCM」が主流でしたが、YouTubeでは動画内に広告を掲載することによって広告収入を得ることができます。ここで勘違いをされている方も多いのですが、動画を配信すればだれでも単純に収入を得られるわけではありません。広告収入と言っても収入をまともに得られるようになるまでは厳しい審査がありますので(収入を得られるようになった後も動画一本配信する度に審査が入ります)、先に紹介した犯罪まがいな動画を配信する「迷惑系YouTuber」など、違法、暴力的、卑猥、いわゆるパクリなどのコンテンツを配信する動画やYouTuberには基本的には収入はつかないようになっています。
なお、迷惑行為を繰り返す人を「迷惑系YouTuber」というジャンルに落とし込み、YouTuberとくくるのは、その他真面目に動画投稿をしている人にとって、それこそ「迷惑」で失礼な話なので、個人的には好きではないです……。
もちろん動画を供給するのにも、費用は掛かります。YouTubeに動画を投稿すること自体は無料ですが、撮影機材や、動画編集ソフトなどはとても高額です。1から揃えるとなると数十万円はかかるでしょう。例えばその他、メイク・コスメ系は化粧品が、料理・グルメ系は食材費や飲食物代が、「~やってみた」などのチャレンジ系も企画に応じて、用意するものはたくさんあります。え? 話すだけならお金はかからないって? 先に述べたように、YouTubeで収入が得られるようになるまでは長い道のりがあり、厳しい審査をクリアしなければならないので、それまでにかかる費用は未来の自分への“投資”という形になりますね(;・∀・)