学校では絶対教えてくれない真実! これが低スペック女子の「実践可能」なサバイバル術(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】①)
「元始、女性は太陽だった。今は月だ」と平塚らいてうが嘆いてから109年、女性の権利向上するどころか、ますます「生きづらさ」が増している。とくに「馬鹿ブス貧乏」な低スペック女子にとって、このコロナ禍でさらに「貧困」へと追い込まれる可能性、いや、もう現実に起きている!
「誰も本当のことを言わないから、ブスで馬鹿な私が本当のことを言う!」と元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)でアイン・ランド研究の第一人者である作家・藤森かよこ氏がペンで立ち上がった。
氏のものした『『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ)は4刷を超え(以下、「馬鹿ブス貧乏」と表記)、多くの女性を勇気づけた「革命の書」である。アラフォー読者からの要請が殺到。今月21日より、第2弾『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』が出版される。
そこで、今回、藤森氏のご厚意に預かり『馬鹿ブス貧乏』の長いまえがきから第1章まで再構成し、「若いほど」役立つと低スペック女子が37歳までにやるべき本当のことを転連載で教えてくれる。まさに「馬鹿ブス貧乏」で生きるしかない女性が最高に幸せになる本当のサバイバル術である!
■著者(藤森かよこ)は低スペック女子の成れの果てである
著者はブスで馬鹿で貧乏である。ただし、鈴木大介の『最貧困女子』(幻冬舎新書、2014年)に描かれているような貧困は知らない。賃金労 働をしなければ食べていけないし、大不況や預金封鎖などの社会的経済的大変動があれば、すぐに食い詰めるという意味での貧乏だ。
著者はブスだ。顔やスタイルで食っていけないならばブスだ。「繁華街を歩いていてスカウトされたことがない」なら、立派なブスだ。
著者は馬鹿である。一を聞いて一を知るのが精一杯である。学校の勉強もできなかったし、地頭(じあたま)がいいわけでもない。平々凡々で あり、ちょっと努力しなければ、すぐにゴミになる。
著者には、輝かしき幼年期も青春期も中年期もなかった。すべてが悪戦苦闘だった。本書の著者には、輝かしい老年期もないだろう。死ぬま で悪戦苦闘は続く。
現代という時代は、ほとんどの人間に敗北感を感じさせる。現代という時代が人間に要求するスペックは高過ぎる。
無理しないで自然に「ありのままに」生きていけばいい? 「ありのままに」生きていたら、著者はただの廃人だ。
■低スペック女子向け自己啓発本がない
著者は、ブスで馬鹿で貧乏であり、何をするにも中途半端ではあったけれども、向上心だけは人並みにあった。だから、若い頃から自分の低スペックを何とかしたくて、手当たり次第に自己啓発本を読み漁(あさ)ってきた。
書物というものは、ただ読むだけでは単なる時間つぶしでしかない。書物に素晴らしい助言や洞察が書かれていたら、それを実践して成果を得なけ れば意味がない。貧乏なんだから、消費するだけの読書なんかやっていられない。
しかし、著者は、特に成果はない無意味な読書を長年続けたあげく、とうとう気がついた。
本を書く人間というのは、もともとスペックが高い。そーいう人の書く本は、自分のスペックの低さに苦しんでいる人間にとっては役に立たない! やっと気がついた。だから著者は馬鹿だ。
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年末年始「最大」の問題作
低スペック女子(馬鹿ブス貧乏)
「ホンネ」の生き残り術第2弾‼️
藤森かよこ・著
『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』
12月21日より全国書店・アマゾンほかにて発売‼️