低スペック女子のための「実践可能」なサバイバル術を語る著者がもつ「真実の低い志」(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】③)
「誰も本当のことを言わないから、ブスで馬鹿な私が本当のことを言う!」と元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)でアイン・ランド研究の第一人者である作家・藤森かよこ氏がペンで立ち上がった。
氏のものした『『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ)は4刷を超え(以下、「馬鹿ブス貧乏」と表記)、多くの女性を勇気づけた「革命の書」である。アラフォー読者からの要請が殺到。今月21日より、第2弾『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』が出版される。
そこで、今回、藤森氏のご厚意に預かり『馬鹿ブス貧乏』の長いまえがきから第1章まで再構成し、「若いほど」役立つと低スペック女子が37歳までにやるべき本当のことを転連載で教えてくれる。まさに「馬鹿ブス貧乏」で生きるしかない女性が最高に幸せになる本当のサバイバル術である!
■自分で書くしかないし老後対策も必要
というわけで、この世に出版物は多いが、ほんとうに低スペック女子にとって共感できるし、実践可能な方法は書いてくれていない……と、著者は、あらためて思った。
著者は、そろそろ自分の人生の果てが先に見えてきた年齢だ。だから、分不相応(ぶんふそうおう)にもこう思うようになった。じゃあ、何につけても中途半端な低スペック女子向き自己啓発本を誰も書いてくれないならば、私が書こうと。遺書のつもりで書いちゃおうと。
現代日本には、おびただしい数の本が毎日出版されている。そこに著者のような中途半端な馬鹿が書くものを加える意味はない。全くない!
ではあるが、著者には、老後対策として本なるものを書かねばならないという切羽(せっぱ)詰まった事情もある。著者は、退職後に年金生活者になっても、書籍をやたらに注文する癖を矯正できない。せめて本代くらいは稼がなければ食べてゆけない。
しかし、アルバイト的なものにせよ雇われての賃金労働はしたくない。著者は、何につけても中途半端でブスで馬鹿で貧乏であるので、非正規雇用で4年間、正規雇用で31年間の賃金労働をするのにさえも非常に難儀した。
その楽しくない賃金労働のストレス解消のために収入はほとんど浪費したので、預金額も少ない。
まだ現役で働いている夫がいるので、将来は夫の年金と夫の預金にたかる予定でいたが、その頼りの夫が2018年秋に大腸がんのステージ3Cと診断された。
夫の生存率を高めるべくやれるだけのことを著者はするつもりだが、こればかりは神様の領域だ。
それに加えて、国家財政破綻(はたん)に預金封鎖に新円切り替えで、庶民の預金は没収されるという噂もある。年金破綻もありえるそうだ。
いや、日本の国家財政破綻説などは、国民から税金をさらに収奪したい人々が流すデマであるという見解もある。
どちらが正しいのか、著者にわかるわけがない。
確実に言えることは、著者の老年期も、青春期や中年期と同じく悪戦苦闘になるということだけだ。
やっぱりね。
ということで、収入の道を探るべく、著者は本なるものを書くことにした。
すみません。こんな志(こころざし)の低い理由で本を書くなんて。でも、これが掛け値のない真実です。
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年末年始「最大」の問題作
低スペック女子(馬鹿ブス貧乏)
「ホンネ」の生き残り術第2弾‼️
藤森かよこ・著
『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』
12月21日より全国書店・アマゾンほかにて発売‼️