若返り効果、アイケアなど、職人技が光るメガネフレーム3選 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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若返り効果、アイケアなど、職人技が光るメガネフレーム3選

眼鏡を“ファッションの小道具”と捉えている人は少なくない。確かに、服とコーディネートすることで顔立ちを引き締めたり、逆に優しい印象を与えたりする効果もあるアイテムであるのだが……。しかし、眼鏡は「視力矯正器具」であることは間違いなく、眼鏡ブランドのほとんどはそのように明言しているのだ。そこでこの連載では、ファッション性だけでなく、「景色や文字がよく見える」「掛け心地が良い」といった機能性を優先して、一個人編集部が厳選した眼鏡を紹介したい。特に、若い頃とは違った目の悩みが気になるシニア世代向けを中心に、バリバリの働き盛りの40歳代向けも合わせて、国内外の眼鏡ブランドの逸品をお薦めする!

VOL.1 とことん純日本製にこだわる「PTOLEMY48(トレミーフォーティエイト)」

デザイナー堀氏が考える眼鏡作りの理想を、熟練の職人が忠実に具現化。毎シーズン、斬新なデザインと高機能が高い次元で調和したモデルを打ち出し、常に業界を牽引し続けている純国産アイウェアブランドだ。
●お問い合わせ/トレミーフォーティエイト カスタマーサービスセンター☎︎0120-484-804 http://ptolemy48.jp

若返った印象を与える[EMPEROR E-051]  52,800円(税込)

トレミーフォーティエイトの中でも大人気のクラシックフレーム、「エンペラー」シリーズを紹介しよう。中年〜シニア層がクラシック風の眼鏡を掛けると“落ち着き感”が増して老け込みがちになりそうだが、このE-051に限ってそんな心配は杞憂だ。「年齢を重ねると共に眉とまぶたの間隔が開くことで、余計に老けて見えてしまうのです。そこでフレーム上部にボリュームを持たせたブロウタイプを掛け、目じりの間隔を狭く見せる効果で若返りを図るのです」というのが、デザイナー堀氏のお薦め理由だ。そもそもブロウタイプはシャープな印象を与えるので、ビジネスシーンで「まだまだ頑張るぞ!」というシニアにはうってつけの眼鏡と言えるだろう。

一体プレスしたフロントに背面アセテートブロウを組み合わせ、フロントメタルとブロウカラーに異なるカラーを用いることで奥行きのある立体感を演出しているのが、E-051のデザイン的な特徴だ。それにしてもブロウとブリッジとヨロイ部分をロウ付けではなく、繊細なアラベスク模様を施したうえで一体プレスするという“職人泣かせ”な眼鏡作りは、まさしく堀氏のこだわりであり、これぞ日本の技術力の証なのだ。

また、「テンプルの力のかかる位置を少し後方にして支点をずらしたペラーアーム蝶番を採用しているので、フレームが広がらず眼鏡そのものが顔の前にずれ落ちてきません。快適な掛け心地が長持ちします」と堀氏は語る。機能性を追求しながら、洗練されたスマートで高級なフォルムを表現。他のクラシックスタイルの眼鏡とは一線を画した[EMPEROR E-051]は、ビジネスシーンで活躍するシニアに相応しい。

オクタゴンシェイプの]ENPEROR E-052]でお洒落に! 42,900円(税込)

次にお薦めするのは、同じく「エンペラー」シリーズのオクタゴンシェイプの[ENPEROR E-052]だ。「今年は多角形シェイプの眼鏡が人気です。このE-052はリムの外側を段落ちさせて七宝飾りを施しているのが特徴で、非常に高級感に溢れたオクタゴンフレームです」と堀氏は語る。その言葉を受けてフレームをよ〜く見てみると、シートチタンをカッティングしたリムがほんの僅か段落ちしていて、しかも繊細なリムの前・上・裏の3面が艶やかな七宝でカラーリングされているのがわかる。さらにブリッジとヨロイに焦点を絞ると、細かくて美しい彫金模様も確認できる。そのうえテンプルにはアラベスク模様も! いやはや、これもE-051同様、職人泣かせの仕上げだ……。

「βチタンのテンプルにスリットを入れて理想的な厚みと強弱(弾性)を生んだ〈ペラーテンプル〉を採用しているのでとても軽く、しかも頭にジャストフィットするのが魅力。また、一山風ブリッジは高めに装着しているので鼻筋が長く見え、しかもオクタゴンシェイプが眉のラインを隠すことも相まって、若々しい印象を与えます。ぜひお洒落にこだわるシニアに掛けて欲しいですね」とか。

細かいディテールまで丁寧に作り込んだ逸品をお洒落なシニアが掛ければ、ON/OFFのどちらのシーンも華やかに演出する!

[EMPEROR E-055]の目を保護するディテールが嬉しい! 52,800円(税込)

 

フロントチタンリムにアセテートワッパをサイドナイロール工法で組み込み、リム後部にはチタンフードを装着している。一見するとゴテゴテとしたフォルムだが、そのディテールにはちゃんとした機能が込められた“日本の匠技”が光るフレームなのだ。「サイドや後方から入る光をチタンフードが抑えてくれるので、レンズの乱反射が軽減します。余計なギラギラから目を保護するため、目が疲労することなく、昼も夜も快適に過ごすことができます」と、堀氏はE-055の機能性を強調する。

しかも、そのチタンフードをよくよく見てみると、美しく精巧な彫金が施されているのがわかる。やっぱり、前述の2つのモデル同様、これもまた職人泣かせ……いや、職人の技を極めた逸品なのであった。

そもそもスクエア(四角)シェイプ、それも小ぶりの眼鏡はどんな顔立ち&上方にも似合うのが特徴。それもチタンとアセテートを使用したコンビネーションフレームは異素材のいいとこ取り(チタンのクールさ、アセテートの優しさ)をしているので、掛ける人やシーンを選ばない。そんな[EMPEROR E-055]で、ニューノーマルな日々を元気に暮らしていただきたい。

 

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