「5人のダメ男より優秀な女1人を使え」藤田田が重視した女性の頭脳
金と頭を使うビジネスには女性が必要だ。突いていた本質
女性はセルフコントロールができている。無駄遣いをしたりしない。そして良い意味での「冷酷さ」を持っている。「日本マクドナルド」創業者の藤田田氏が、いまから数十年前に述べていた人材観。その痛快な言葉を、著作『ビジネス脳のつくりかた』より紹介する。
■これからのビジネスは小さくなる
これからのビジネスは、なんでも小さくすることを、まず考えるべきである。なんでも小さくして、物を動かさない。つまり、流通なしのものをさがすべきである。
物は動かさずに、金とアイデアだけを動かす。これが、最高に儲かるビジネスになる。なにもかもミニマイズして、金と頭だけを動かせば、非常にかぎられた人数で、巨億の金が儲かるのである。
物を動かすというのはたいへんなことである。労多くして利益が少ない。おむつ屋さんを例にもちだして申しわけないが、あれなど、かさばるばかりでたいへんな商売だな、と思う。大量の物を動かす商売は、これからはスマートな人のやることではなくなる。
これからのビジネスの主流は流通のないものである。流通はコンピューターで処理してしまい、金と頭だけを動かすビジネス、それをさがすべきである。
そういったこれからのビジネスには女を使うべきだ。女は大酒を飲んだり男を買ったりはしない。男のように浪費をしない。だから、優秀な女性を集め、女の頭脳を活用していくべきである。無能で勤労意欲のない男を5人集めるよりも、優秀な女性ひとりを使ったほうがはるかにいい。
- 1
- 2