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体のコリや痛みに「栄養補給」が欠かせない3つの理由

不調の陰には栄養不足が潜んでいる?コリと痛みを食べて治す③

 

抗炎症食材をしっかり取り腸を鍛えて痛みのない生活に

 健康で、長持ちする体を作るためには、まんべんなく栄養を取ることが欠かせない。それに加え、食品添加物や体を酸化させる油などを体に取り込まないことも大切だ。

「オメガ6系の油は、血管内でコレステロールと結びつくと酸化して炎症を起こし、動脈硬化などの原因になることが知られています。逆に、炎症を抑える油として近年注目を集めているのが、えごま油や亜麻仁油、EPA、DHAなどのオメガ3系の油です。

 えごま油や亜麻仁油はαリノレン酸を豊富に含み、がんやアレルギーなど現代病を予防するとして注目されています。酸化しやすいので、加熱料理ではなく生食で摂取しましょう。EPA、DHAはいずれも魚に豊富ですので、毎食、魚食を意識しましょう」

 ただし、どれだけ体に良い栄養素を取っても、消化吸収する力がなければ健康にはなれない。最も大切なのは、まず腸内環境を整えること。なぜなら、免疫細胞の70%を作っているのは腸であり、ウイルスや細菌から体を守るのも腸、生命活動に必要なビタミンなどを作り出すのも腸だからだ。

「あらゆる病気は腸内から、といわれるほどですから、まず腸内環境を整えなければ意味がありません。腸内細菌のバランスを整えるために役立つのが、善玉菌のエサになる食物繊維や発酵食品です。

 体脂肪や中性脂肪、血糖値が気になり始めたら主食(エネルギー)を控えたり抜いて、その分を、野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなどにあてて、毎食たっぷり食物繊維にシフトしていきましょう。つまり毎食、おかずでお腹いっぱいに、が理想です」

 糖質でエネルギーを過剰に摂取するより、多様な栄養を取ることの大切さを、再認識しよう!

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