英・伊・米…国によってスーツスタイルには違いがある!
ディテールの名称から失敗しない選び方まで 「今さら人に聞けない!」スーツにまつわる一問一答 第1回
カジュアルアイテム以上に多くの専門用語が存在するスーツ。ここでは大人の男であれば知っておくべきディテール名称を厳選して紹介。さらにスーツやシャツ、シューズのフィッティングを把握して、きちんと自分に合ったサイズを選ぶためのセレクト術までを網羅!
Q1 国によってスーツスタイルの違いがあるの?
A 英・伊・米には生い立ちによって スタイルの違いがあります
毎日のように着用するからか、スーツを制服感覚で着こなしている人も多いだろう。でも、せっかくならスーツ自体を楽しみたいもの。
そもそもスーツは19世紀にイギリスで生まれたもので、昼の最上級の正装とされているモーニングコートのテイル(裾)を切ったのが始まり。現在はジャケット+パンツのツーピースが一般的だが、元祖はベストが付属したスリーピース。日本で着られるようになったのは幕末後期から明治時代以降。当時はイギリス・アメリカ・フランスのスーツがほとんどだったが、現在ではフランスに代わってイタリアが主流になった。