ステアリングを時計に見立て、9時15分~10時10分の角度で握ってみよう。 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

ステアリングを時計に見立て、9時15分~10時10分の角度で握ってみよう。

松田秀士 スローエイジングドライビングレッスン②

■ステアリングのまわし方を練習

 ステアリングを時計に見立てて、9時15分から10時10分くらいの角度で握るのが、操作しやすく疲れにくい握り方。またそのまわし方も、ひとつテクニックを覚えると断然スムーズにまわせるようになるそうです。

 「たとえば左にステアリングを切るときは、右手で左側180度に来るところまでまわして、左手が持ちきれなくなったら右手の反対側に持ち替えてまわすのが効率的。常に右手と左手でぐるぐるステアリングをまわす感覚を養ってください。昔はパワーステアリングがなかったので『送りハンドル』が主流でしたが、今はほぼ全車パワステなので、この方が素早くステアリングをまわすことができます」(松田氏)

 そこで参加者は、会場にパイロンを立ててステアリングをまわす走行練習に。

 パイロンの間隔は狭く、正確なステアリング操作でリズミカルに走ることが要求されます。

 しかしそこは皆さんなかなかの腕前を披露し、迷うことなく

 

■国際レーシングコースを体験

 いい汗をかいてきたところで、今度は世界耐久選手権(WEC)なども開催される国際レーシングコースの体験走行。

 オフィシャルカーに先導され、ピットレーンから次々にコースインしていきます。

 

 体験走行はインラップ、アウトラップを含んで4周。松田氏がコースの解説を無線で行いながら先導し、一列になって走行します。 

 走行中の追い越し禁止など安全に配慮することにより、ヘルメットを被らずにコースインでき、希望があれば同乗者も許されるのがこの体験走行の大きな魅力。家族の皆さんと本格的なサーキット走行を楽しむとともに、その広さに皆さん「どこを走ったらいいの?」と驚かれていました。

次回はフルブレーキング危機回避体験
さて次回は、クルマの安全運転で大事な危機回避のためのフルブレーキングについての練習を公開します。普段公道では試せない体験、またタイヤやブレーキの消耗を抑えるため、散水車を使用したウェットブレーキング体験は、本レッスンならではの醍醐味でした。
松田秀士ホームページ:https://www.matsuda-hideshi.com/
 
次のページステアリングのまわし方を練習

KEYWORDS:

オススメ記事