日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表す『母の日』のはじまりをご存知ですか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表す『母の日』のはじまりをご存知ですか?

「母の日」はだれの、どのような想いのもとはじまったのか、みなさんご存知ですか?

―日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表す日。
小さいころ、母にカーネーションをプレゼントした記憶が甦ってきます。昨今では、世代や性別にかかわらず、さまざまな形で“母に感謝を伝える”よいタイミングとして、親しまれていますね。

この記念日はだれの、どのような想いのもとはじまったのか、みなさんご存知ですか?

 ■“世の母親に感謝を表す記念日”をつくりたい 

 

 

5月の第2日曜日は「母の日」でしたね。

 元号もの「令和」への変わりはしたものの、母への感謝はいつも変わらないもの。母親への日頃の感謝を表す日として親しまれている母の日ですが、起源は20世紀初頭のアメリカにあるそうです。

 フィラデルフィアに住むアンナ・ジャービスという女性がきっかけとなって、この記念日は作られました。彼女自身、母親思いの女性でした。アメリカ南北戦争中に傷ついた両軍の兵士たちを救援・看護し続けたアンナの母。その最愛の母親を1905年5月に亡くしました。敬愛してやまない亡き母を偲ぶ日々の中でアンナは、“世の母親に感謝を表す記念日”をつくりたいと思い立ちます。。

 このアンナの発想をきっかけに、周囲の助力も手伝って、1908年5月10日、アンナの母が長年教鞭をとっていたウェストバージニア州グラフトンの教会で「母の日」を祝う会が催されます。アンナは母が好きだった白いカーネーションの花を祭壇に捧げました。これが「母の日」のはじまりだといわれます。

 亡き母を偲ぶ心から始まった「母の日」の輪。この祈りは、やがてアメリカ全土に広がり、ついには1914年、ウィルソン政権下の連邦議会で5月の第2日曜日を「母の日」と定める法律が可決されたのです。翌1915年の施行によって初めて国家規模で認められた「母親のための記念日」誕生となりました。

 

 日本においては、戦後にアメリカに倣って、5月の第2日曜日を「母の日」と1947年に制定されたといわれています。以来、“世の母親に感謝を表す記念日”として親しまれるようになりました。

 

『母の日参り』に広がる共感の輪

 アンナ・ジャービスの敬愛する亡き母を偲ぶ想いから生まれた「母の日」…。そんな記念日の由来に心を合わせるかのように、最近、ゴールデンウィークから母の日にかけての季節に、亡くなられたお母さんの墓前を訪ねる『母の日参り』の習慣が広がりを見せています。

 

亡き母を偲ぶ新たな祈りの文化『母の日参り』。

 この慈しみの芽を大切に育てていこうと今、業界の垣根を越えた有志企業・団体も“新ムーブメント”として注目しています。

 母を想う気持ちは亡くなった後も生前と変わりがない。

 令和になった今年の「母の日」を機会に、お母さんの好きだったお花・好物を持って、在りし日に想いを馳せながら、改めて伝えに行きませんか。

 

―大切なお母さんにあらためて「ありがとう」の気持ちを

 

<参考HP>

母の日参り.jp

株式会社 日本香堂

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