ブラマヨ吉田が現代日本をチクリ「弱者の味方を装って生き辛い世界を作る奴も多い」
『黒いマヨネーズ』はどんな想いで書いたか
■「弱者の味方の体を装って生き辛い世界を作る奴も多い」
――Amazonレビュー見てても皆さん共感がすごいんですよね。「よくぞ言ってくれた」みたいなのが。
吉田 Amazonレビューですか。今29個あるやつ?(※取材が行われた5月下旬時点)Amazonレビューだと、悪いのが数件あるんですけど(笑)。あれ読んでへんのんちゃうかなと思うんですよね。
――星1個のレビューって、著者がもともと嫌いな人が勝手に書いてるだけだったりします。
吉田 僕ツイッターでちょっと失礼な言葉使いをする人に「オイ!」てやるときがあるんですよ。ツイッターはこういうのがあるほうが面白いというか、見甲斐があるんかな、とかいうのもちょっと思いながら。で、それをやったあと、けっこうそういうコメントが出るんで。このレビューは(ツイッターでからんだ)アイツやなと思う(笑)。
――でも絶賛のほうが全然多いというか。ツイッターのリアクションを追っても「よくぞ言ってくれた」的なものが多かったです。で、僕ら同世代としては、吉田さんの根底にある正義感のようなものに共感するのかなと。さっきの「浮気」にしても。
吉田 まあいまって、生き苦しいじゃないですか。そんなことあげ足とって…ということが多い。ちょっと弱者の味方すぎるというか、弱者の味方の体を装って生き辛い世界を作る奴も多い。かといって「そうじゃないやろ!」っていう気持ちを書くだけじゃ、僕の職業的にダメやと思うんで。そこをちょっとでも笑いながら読んでもらえるようにっていうのは意識してましたね。