「母の日」は、亡くなったお母さんを偲ぶ日だった!
亡き母への手紙
夏休みに入り、お盆も近くなりました。家族で出かけたり、親子・兄弟姉妹の繋がりを考える機会も増えそうです。亡くなったお母さんへの手紙コンクールに応募された”泣ける手紙”3000作品から選ばれた、珠玉50篇が収録された書籍『亡き母への手紙』(KKベストセラーズ)から、”お母さん”にちなんだトリビアを紹介します。
母の日の由来を知っていますか?
「本来は亡き母を偲ぶ日でした」
今ではギフト記念日として定着している「母の日」ですが、実は母想い のあるアメリカ人女性が亡き母に感謝を表す記念日として始まったことは あまり知られていません。世紀初頭の米国フィラデルフィアに住むアンナ・ジャービスの母は、 南北戦争中に傷ついた両軍の兵士たちを看護した献身の人でした。 1905年5月に他界すると、アンナは敬愛してやまない亡き母への想い から、世の母に感謝を表す記念日作りを思い立ちます。
1908年 5月10 日に「母の日」を祝う会を催し、母が好きだった白いカーネーションを祭壇に捧げました。これが最初の「母の日」とされてい ます。やがて全米にこの動きが広がり、1914年の連邦議会で 5月の第2日曜日を「母の日」と定める法律が可決されたそうです。 日本では青山学院大学の米国人教授によって初めて紹介されたようです が、戦後、1947年頃になって米国にならい、5月の第2 日曜日が「母の日」に定められたと言われています。