不動産業界で学んだ営業の本懐と稼ぐ技
話題の不動産プロ集団“全宅ツイ”による不動産コラム④
||仲介の仕事は物件紹介ではない||
●エ)──売買仲介は売主と買主の間に入って取引をまとめる、お客様の大きな決断を支える難易度の高い仕事です。だから不動産に限らず、ようすけさんの話はすべての感情を扱う社会人の学びになると思っています。
「案内順番法」では「いきなり問い合わせ物件を見せても売れることは稀。当て物件を見せて感情を動かす。運ではなく技術で売らないと数字はコンスタントに出せない」といったお話がありました。
そうなんだ、欲しいものをいきなり見せるだけだと、人は欲しいのに買えないんだ。と驚きました。
■よ)──きっと人生は比較なんですよ。取引事例比較法。みんな納得感が欲しいんです。沢山の物件を見た、マンションも戸建も見た、広範囲で見た…探し始めてからの「言い訳」を全部無くしてあげる作業が営業なんだと思います。
僕は「都内」というザックリした希望条件の方に、毎日予算内の物件情報を郵送して(約300枚)、案内も40件ほどした結果「やっぱこれだね」とご契約して頂いた事があります。
●エ)──(取引事例比較法?)…なるほど。ただ欲しいと言われたものを紹介するのではなく「お客様が選んだものが正解」だという納得感を提供する仕事なんですね。
■よ)──女性に例えると、いきなり深田恭子さんが目の前にいても「付き合いたい」とは普通思わないんです。深田恭子さんに会う前に、沢山の女性を見てきたらこそ光る訳で…。 物件探しというのは「自分にとっての深田恭子さんを探す」って事なんだと思います。
●エ)──ようすけさんが例え話を始めると、かえって読者が混乱するのでやめてほしいんですが…。
そうして売主や買主の心を自由自在にできる「禁断の不動産大技林」をこの本で学べば、仕事以外でも…例えば女性の心を意のままに揺さぶってモテますよね?
■よ)──「話が面白い!」と「好き!」は大抵比例しないので、黙って酒を飲んでるイケメンには勝てません。モテませんよ。
●エ)──それは意外ですね。こんなに声が大きくて話が面白いのに、恋愛市場では「閑静な住宅地」なんですね。
||「月収3千万円…!?」の話||
●エ)──ではお財布の元気はいかがしょうか? やっぱり不動産屋さんといえば羽振りがいいイメージがあります。大技林マスター・ようすけさんの景気の良いお話をぜひお伺いしたいです。
ずばり、不動産営業って稼げますか?
■よ)──歩合率が高い零細で不動産営業をしていると、たまに特大ホームランを打てる時があります。今年は10億円の案件が目の前に飛んできました。
「これが決まれば手数料3%…げ、月収3千万円! 税金どうしよう?」と悩んでたら、話が壊れました。
●エ)──月収3千万円ですか。やっぱり高単価の不動産には、でっかい夢がありますね!
■よ)──まぁそれは極端な例にしても、コンスタントに売れるようになれば、3桁の月収を持って帰れる事もあります。
それに、大卒高卒に関係なく年収1千万円超えのプレイヤーがゴロゴロいるのでやり甲斐はあると思いますよ。
ポケットに学歴というコインをお持ちでない方は、自分を不動産スロットマシーンに賭けて勝負してみるのも良いかもしれませんね。
●エ)──賭けるのは自分、なんですね。
■よ)──ええ(笑)。
でも、実際はお金以外にも心が動く、良い事もたくさんあるので続けられているんだと思っています。
意外かもしれませんが、不動産業界に長く残ってる方は報酬だけが目的でやってる方は少ないんですよ。僕はこれしか出来ないので死ぬまで生きてくという覚悟と不退転の決意でチラシを撒いてます!
●エ)──ようすけさんの不動産営業マンとしての覚悟と決意が伝わりました!
今日はありがとうございました。
お家探しのお手伝いははと不動産まで。足で稼ぐタイプなので今日も管理人の静止を振り切りポスティングします。不動産大技林マスター。
◆どエンド君/家主と地主部所属
底辺大家、年間5回くらい雨漏りする。貸してる水路スナックの床が抜けてお客さんが落ちました。
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