佐々木か?奥川か?プロ野球・今年のドラフトで獲るべき選手は誰だ?【広島・中日・ヤクルト編】
即戦力か将来性か…佐々木、奥川、森下はどこへ行く?今年の“勝ち組”ドラフトは、いったいどのチームか?
10月17日に行われる2019年プロ野球ドラフト会議。今年は佐々木朗希(大船渡)、奥川恭伸(星稜)、森下暢仁(明大)らを筆頭に、好選手が揃う。このコラムでは、12球団の今季の成績や、選手層を分析し、各球団が獲得すべき選手を考えてみた。第1回はセ・リーグBクラスの3球団を見ていきたい。
▼東京ヤクルトスワローズ
◎森下暢仁(明大)
〇宮川哲(東芝)
△水上桂(明石商)
今シーズンの成績は59勝82敗で、5位中日から9ゲーム離れての最下位に沈んだヤクルト。セ・リーグ2位の656得点を挙げたものの、739失点はダントツの最下位だった(次に多いDeNAは611点)。
打線は山田哲人を筆頭にバレンティンや、2年目にして大ブレイクを果たした村上宗隆など、破壊力十分。ドラフト2位ルーキーの中山翔太も5本塁打を放つなど、長距離砲の片鱗を見せた。しかし投手陣は小川泰弘が160イニング近くを投げたものの、5勝止まり。チーム最多の8勝を挙げたのはベテランの石川雅規だった。4年目の高橋奎二が成長著しいが、やはり先発投手陣の補強が急務だ。
充実の打線に比べ、投手陣に不安が多いことから、最優先は即戦力投手と考え、明大のエース・森下を推したい。大分商時代からU-18日本代表に選出され、大学でもNo.1投手にまで成長した右腕は即戦力の呼び声も高い。本拠地神宮の星ということで、ファンの後押しも受けられるだろう。
次いで、東芝の宮川は最速154キロを誇るパワーピッチャーだ。今季の公式戦での奪三振率も高く、固定できなかった抑えに抜擢しても面白い存在だ。3人目は、今夏甲子園を沸かせた明石商の捕手・水上だ。中村悠平が正捕手に君臨し、西田明央、松本直樹が出場を増やしているが、若手で期待の古賀優大はまだ一軍の戦力には至っていない。古賀と争わせ、捕手の底上げを図りたい。
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『野球ノートに書いた甲子園6』
高校野球ドットコム編集部
2013年にスタートした「野球ノートに書いた甲子園」。
今回は、その第6弾。
シリーズごとに反響を呼ぶ、高校球児たちに
秘められた感動のドラマを収録した一冊です。
甲子園を目指す高校球児。
彼らの努力は、グラウンドだけではない。
ノートに綴った言葉の数だけ
球児は強くなり、チームも強くなる
そこには仲間たちと甲子園を目指した汗と涙が存在しています。
野球に賭けた3年間の努力、チームメイトとの間に芽生えた友情、
指導者が感じた選手の成長、下級生たちへと引き継がれた思い・・・…。
「背中で見せろ! 誰よりも己がやってなんぼ!」
現役球児やOB、指導者など、ひとつひとつの言葉に
込められた球児たちの物語を紹介します。
【目次】
はじめに
Note1 龍谷大平安(京都) 目的意識、声出し…。個々の"考える力"を高めるノート
Note2 山梨学院(山梨) 親子で目指す日本一その夢を叶えるべくノートを描き続ける
Note3 盛岡大附属(岩手) 強打者と強豪の道は一日して成らず"試行錯誤"のノート{
Note4 小山台(東京) ペンの野球でつなげる日本一心を持った日誌
Note5 筑陽学園(福岡) 野球と向き合う姿勢「粘りの野球」を記し続けたノート
Note6 大阪桐蔭(大阪) 〜春夏連覇へ向けて目標を叶えるための"心"の野球ノート〜
おわりに