国民の「勧善懲悪への飢え」を政府は“時々”は満たすべきだ【藤森かよこ】
ポリコレではなく普通のまっとうさを国民は求めている
■私が為政者ならば国民の不満のガス抜きとしてささやかなる勧善懲悪を推進する
日本の為政者も一応は忙しい。米中の対立の中での日本の立場を考え、信頼できない大国のどちらにもノラリクラリと対応しなければならない。台湾有事に備えた演習もある。コロナ危機はしつこく継続している。国家財政の破綻は回避しなければならない。
だから、日本社会というコップの中の嵐の「勧善懲悪が実現しないこと、ささやかな正義すら実現しないことへの国民の怒りや苛だち」などどうでもいい。
しかし、私が為政者ならば、統治機関や統治者への不満を軽減するために、このようなささやかなる正義の実現や勧善懲悪の実現を見せつける。演出する。勧善懲悪への飢えは、国民の心を蝕み、アノミー(無規範)を蔓延させてしまうから。
このような「ささやかなる正義の実現や勧善懲悪の実現」を実現させることは、外交や経済政策より、かなり容易なことだ。旭川市の事件ならば文部科学省を動かし、警察を動かし、司法を動かせば、できることだ。憲法改正より、はるかに簡単なことではないか。
8月24日に、北九州市でテロ活動をしていた「工藤會」のトップに死刑判決が下された。このトップが総裁に就任して以来、「工藤會」のしてきたことは悪魔の所業だった。 福岡県警や検察など当局の粘り強い努力のすえに、「工藤會」の幹部の逮捕が可能になり、司法が死刑判決を下した。 悪に限りはないだろう。しかし、勧善懲悪は為されなければならない。 善を為した裁判官や証人たちの安全が確保されますように。
文:藤森かよこ
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