ケイト・モスですら逃れられない?世界中の女性に「共通の悩み」とは
予約の取れないゴッドハンド美容家が、施術して改めて気づいた事実
私はこれまで、さまざまな方の顔と体のゆがみを取ってきましたが、近年では海外の方々にも施術を行う機会に恵まれました。
化粧品ブランド「コスメデコルテ」の、海外進出にともなうお披露目イベントに参加させていただいたときのことです。最初はアメリカ、翌年はイギリスで、高級百貨店のVIPのお客様向けにスペシャルトリートメントを行うというものでした。
初めてお会いする海外のお客様に、自分のメソッドや考え方を受け入れていただけるものか、私は心配でした。そこで、日本式の骨格矯正になじみがなくとも、無理なく受けていただけるような施術内容を考えたほか、2度目の参加となったイギリスでは、日本らしい精神や美意識を伝えようと弓道衣と袴を着て施術に臨んだところ、お客様にとても喜んでいただけました。
そのイギリス滞在中には、思いがけない出来事がありました。
ブランドアンバサダーであるケイト・モスに、私のトリートメントを行うことになったのです。
スーパーモデルのケイトのために、5つ星ホテルのスイートルームに施術用のベッドが運ばれ、私もそこへ袴姿で赴きました。そして、コスメデコルテのリフトアップクリームを使ったマッサージと、筋肉のゆがみを取る施術を行うと、ケイトは工程ひとつごとに「Amazing!」と驚きと感動の言葉を繰り返します。特に、顔がリフトアップすると喜んでいただけるのは、ケイトもVIPの皆さんも同じでした。すべてを終えると、「なんてすばらしいテクニックなの。本当にありがとう!」と、笑顔で伝えてくださったのです。
この経験を通して、「きれいになる感動は万国共通」と確信したことが、私の独立後初めてのサロン「Amazing beauty」という名前の由来です。同時に、ケイトのように普段からコンディションをよく整えている方たちでさえ、ゆがみは避けられないのだということも改めて理解しました。
くせというのは、ほぼ無意識に行っていることですし、足首など関節部分は、ちょっと力を抜いた瞬間にすぐゆがんでしまいます。ですから、たとえ気をつけていても、生活している限りどこかにゆがみは出てしまうわけです。
だからこそ、サロンへ通っていただく以前に大切なことは、自ら行う「リセット」と「予防」です。ゆがみを放っておかず、こまめにリセットする。そして、ゆがみをつくらないための予防を心がける。この2つの習慣を実践することで、元気で若々しい体を保っていくことができます。
KEYWORDS:
ケイト・モスを施術した村木宏衣先生による
『おとなの美人習慣』(12月20日刊)、ただいま予約受付中!
ほうれい線、大きなお尻、老け髪、猫背にネガティブ思考まで解消。
生活の中の「ちょっとした習慣」だけで、見た目年齢マイナス10歳!
おとな女性に共通する、老け見えの悩み。原因は顔と体の「ゆがみ・たるみ・むくみ」です。
これらを引き起こすのは、実は年齢と関係なく普段の生活で無意識にやっている悪い「くせ」の蓄積なのです。だから、ちょっとした良い「習慣」で書き換えれば、何歳でも美人に変わっていきます。
たとえば……
口の中で奥歯を浮かせる → ほうれい線がなくなる
両足重心で立つ → お尻が小さくなる
スマホの持ち方を変える → 猫背とネガティブ思考が変わる
特別に運動する必要もなく、こんな小さなことからでよいのです。
毎日の生活のついでに予防、こまめにリセットして、悩みが出る前にケアできるので、時間もお金もかからず効率的。しかも、著者が実践して本当に効果を実証している習慣だけを厳選しました。
まずは気になるもの、できそうな習慣ひとつだけでもOKです。見た目は美しく、体は心地よく健康に、心も元気になって、きっと鏡を見るのが喜びに変わります。