上原浩治に聞く Q.25 誰かのために頑張るモチベーションとは?
いつだってきつい仕事をこなすときにはモチベーションが必要だ。上原投手の自分を動かすモチベーションとは?
現監督ファレルから二度目のオファー
――ボストンは上原投手を「必要としている」というメッセージをしっかり発していた。
そうですね。監督のファレルもそうでした。キンブレルを獲得したことで今シーズンからセットアッパーになる、というとき直接電話をくれたという話をしましたけど、そういう気づかいがうれしいですね。
もともと、ファレルとは縁があって2012年にトロント(・ブルージェイズ)への移籍の話があったときのトロントの監督がファレルだったんですね。球団の間では合意していたんですけど、僕はトレード拒否権を持っていたのでそのときは熟考したうえでお断りさせていただいた経緯があった。
だからボストンの監督になってまた獲得したい、というメッセージをもらったときはやっぱりうれしかったです。
――ファレル監督は上原投手のどんな点を評価されていたのでしょうか。
ボストン移籍のときに言ってもらったのは「ストライクをどんどん投げ込み、攻めの投球をするKOJIがほしい」というようなことだったと思います。それはそのまま僕のスタイルでもあるので、見てくれているということも含めてありがたかったしうれしかった。
――そうした誰かのため、と思うことで腹をくくれた。
そうですね。絶対彼らのために活躍しよう、という気持ちになりました。つらい練習も、単調なシーズンもそういうことがあるから乗り越えられるのかもしれません。
明日の第二十六回の質問は「Q.26 30代でやっておけばよかったと思うことはありますか?」です!
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