増殖するオタサーの姫と、オタクの恋の未来
現在観測 第19回
姫研が観測してきた悲劇の一例を紹介したいと思います。
何度も姫に騙されてしまう某有名男子高校出身のK君の悲劇です。
中学、高校と生身の女性との交流を持たないまま、童貞キモオタクをこじらせて早稲田に入学してきてしまったK君は入学早々、姫による洗礼を受けることになりました。
K君は、大学の語学のクラスで一緒になった姫に惚れてしまったようです。さすがオタク、惚れっぽい。
K君の好意を察した姫はその好意に気づいていないふりをしつつ、思わせぶりな言動を重ねます(K君は姫を追って同じサークルに入会してしまったほど、ぞっこんでした)。
姫に弄ばれていることなどいざ知らず、K君は自分がまるで恋愛ドラマの主人公になったつもりのような言動を繰り返すのです。
ツイッターで姫ちゃんに対する愛を書き募ります。
ポエマーになってしまうオタクです。
「やっぱり好きなんだよ」だとか「絶対放したくない」だとか、お前まだ姫ちゃんと付き合ってすらないぞ(しかも姫は彼氏いるぞ)大丈夫かと言いたいところでしたが、我慢しながら見守りました。
しかしK君も夢から覚めてしまうのです。
というのも、姫に彼氏がいることが発覚し、K君はそのショックからしばらく行方をくらましてしまうのです。
しばらく、K君と連絡の取れなかった我々ですが、最近K君の近況をつかみました。
どうやらまたオタサーの姫に捕まっているようです(今度は別の某アッパー系のオタサーの姫のようですです)。
またしてもオタサーの姫に捕まり、囲いオタクとなってしまったK君、オタクは学習しません。
何度も姫に騙されます、恐らくこれからも。
その二人目の姫にも彼氏がいることは、K君にはとても伝えられません。
オタクから恋愛的搾取をする姫
オタサーの姫がオタクにもたらす害は、オタサー内のオタク達の人間関係に亀裂を生むことや、サークルを崩壊させることだけにとどまりません。
姫研では、オタク達が姫に惑わされ姫を囲ってしまうことで、オタク達は恋愛的機会を失ってしまっているのではないかと考えています。
姫はサークル外に彼氏がいることが大半ですし(姫はオタク達に彼氏の存在を隠します)、そもそもオタク達に囲われたがるものの、オタクと付き合いたいとは考えません。姫との恋は成就しないことがほとんどです。
姫を囲うことに夢中になっている限り(しばしばオタクは姫と付き合っていると一方的に思い込む場合もあります)は、オタク達は実りのある恋愛をすることはできません。
オタクは傷が浅いうちに目を覚ますべきなのです。
オタサーの姫にふりまわされないためには
我々姫研が、たくさんの姫とその囲いのオタクを見てきたなかでわかったことは、オタクが姫に興味がないふりをしても、かなりの確立で、結局は姫の囲いになってしまうということです。
囲いオタクは姫に夢中になっている間は、自分を客観的に見ることが出来ません。
囲いオタク達は姫を囲っているときは恋愛ドラマの主人公のようなつもりでいることが多いのです。
傍から見れば痛々しいことこの上ないのですが、本人達は本気ですし自分が姫の囲いになってしまっていることに気づきません。
姫研はそんなオタク達にまずは「気づき」を与えたいと考えます。
姫の囲いオタク達が姫研の発信する情報をきっかけに自分が囲いオタクの一人に過ぎないことに気づき、姫とのうまい付き合い方を模索する手がかりとなれば幸いです。
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