【東海S】【AJCC】大予想!昨年の勝ち馬・インティが買えない理由
【東海S】馬にも “イップス” あり? 【AJCC】攻略の決め手は騎手!
■みやこSの敗戦がトラウマとなるインティに黄信号
厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、東海SとAJCC的中に向けてのヒントをもらった。
皆さん、こんにちは。征木由起人です。
今週は26日(日)に京都で東海S、中山ではAJCCが行われます。
まずは東海Sから予想していきましょう。
このレースは施行時期や距離がコロコロ変わった有名なレースで、レースの性格を見極めるのが難しいのが特徴。しかし、2014年に現在の条件に固定されてからは、2月に行われるフェブラリーSのステップレースとして定着しました。
しかし、今年は京都競馬場改修工事に入る関係で番組スケジュール上、例年の中京競馬場ではなく、京都競馬場で施行されることになりました。
そんなイレギュラー開催になるわけですから予想も一筋縄ではいきません。そのあたりを加味しながら予想していこうと思います。
まずポイントになるのは、昨年の勝ち馬インティの存在です。しかし前述したように、今回はコースが異なるため、ディフェンディングチャンピオンの利は、まったくといってナイと考えます。しかし、もともと京都でも圧勝した経験があり、フェブラリーS連覇を狙う陣営としては当然の参戦と言えるでしょう。
だからこそ、ギリギリまで川崎記念と両睨みでローテーションを決めきれなかった陣営に疑問を感じます。そこにはやっぱり、昨年15着と大敗したみやこSの忌まわしい記憶があるのでしょう。たしかにあの時は異常なまでのハイペースに巻き込まれ、完全に他の15頭にケンカを売られ続けたような競馬。度外視して考えることもできるのですが、その時の1、2着馬が(4着馬)今回もまた一緒に出走しているのは嫌な材料。
そこまでハイペースにならなくても、馬にとっては苦しい記憶が植え付けられたのは間違いなく、ここはペースに関係になく危険な人気馬と判断しました。もちろん、その後のチャンピオンSで3着に頑張っているのですから、能力に陰りがあるとは思いません。とにかく人気とのバランスが悪いという観点からの予想です。
変わって注目したいのがスマハマです。前述したみやこSでダイレクトにインティを潰しにいった逃げ馬の1頭。インティを軽視する人の大半が、みやこSの再現と予想して、差し馬に手が出そうになりますが、私のインティ敗北予想の源は “馬が嫌な記憶によって苦しむ” という見解。そのため、わざわざ、不利とされる京都ダートの差し馬から買う必要はなく、インティを除いた先行馬も十分に狙えるという見立てです。
実際、みやこSでも9着とはいえ、インティには大きく先着。地力の高さは証明されています。インティが早々に脱落すれば、余裕をもって4コーナーを回って来れるのは有利でしょう。
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