【多重債務者のメンタル分析】 消費者金融が恐れる「司法書士」×借金の修羅場を知る「街金社長」ガチンコ対談! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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【多重債務者のメンタル分析】 消費者金融が恐れる「司法書士」×借金の修羅場を知る「街金社長」ガチンコ対談!

なぜ人はお金を借りてしまうのか!?(2)

◆多重債務者の「共通」する特徴

———杉山先生に相談に来る債務者の性格的な特徴はありますか?

杉山「過去事業されている方の債務整理をした中で一番きつい方の例を出すと、数年飲食業を経営していたのに一回も確定申告したことがないという方がいました。商売をしているのにもかかわらず、収入や支出をまったく把握しておらず、すべてがどんぶり勘定でした。それでは商売がうまく行くわけがないと思いました。これはかなり特異なケースかもしれないですが、破産される人は、自己管理ができない特徴があると思います」

———テツクルさんはもともとはお金を借りていた側でしたよね?

テツクル「そうです。多重債務者でした。当時、飲食業をやっていたんですが、ゆるくてアバウトな計画を立てて、100万円入金があったら、100万円を返済に充てようと思っちゃったんですよね。他にも当然支払いがあるのに。そういうゆるい計算をしてましたから多重債務者の気持ちがよく分かります

———最後に「借金をしてでも起業したい、経営者になりたい、脱サラしたい」方も多いと思うのですが、自分の経験も含めて事業を始めるときのアドバイスを!

テツクル「身もふたもない話ですが、お金に対するセンスがない人は何やってもダメだと思うんです。計画性のない方は、やはりお金の力に飲まれてしまうと思います。それでもぜひ、必要な時は担保があればお貸しします。そして私が言うのは口幅ったいんですが、『ご利用は計画的に』です」

杉山「私が見ている限り精神的な側面が大きいと思います。例えば返済が厳しくなったときに、精神的に潰れないこと。健康も大事です。あと、借入しなければ自分の目的が達成できないのか、本当に自分と向き合うことが大事ではないでしょうか。仕事は顧客の需要があって成立するものだからです」

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  • 2019.08.02