【京都記念】京都大賞典勝ちはフロックではない!ドレッドノータスに妙味アリ
ジェンティルドンナ、レイデオロも不覚をとった京都記念。4歳牝馬2頭への過信禁物!
■ドレッドノータスのスタミナが波乱を演出!
厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、【京都記念】的中に向けてのヒントをもらった。
皆さん、こんにちは。征木由基人です。
今週のニュースといえば、槇原敬之容疑者の覚せい剤取締法違反による逮捕だろう。薬の良し悪しについてはよくわからないが(良しではないとは思うが)、ひとつ気になったのが、某スポーツ誌が『我々が報じていたように、某紅白出場歌手が逮捕された』と騒いでいたこと。もちろん書けないのは理解できるが、“某紅白出場歌手”と思いっきり濁しておいて、『当たった~!』と叫ぶのはアリなの??ってこと。『過去にGⅠに出たことのある、アノ馬が勝つ』って言葉で予想を締められたらどれだけラクだろうか…。そんなことを考えさせられたニュースであった。
さて、今週は東で共同通信杯、西で京都記念が行われる。
共同通信杯は、最近の3歳重賞らしく9頭立てで馬券的な妙味を見つけにくいレース。ここではマイラプソディの力が抜けている。というか、無敗のまま皐月賞に向かってほしいという希望がある。「そんなロマン的なことをお前が言うのか?」という声が聞こえてきそうだが、私の願いは皐月賞での大荒れ。
ホープフルSからの直行という、始まったばかりのトレンドに流されてバランスを崩すであろうコントレイルの馬券は買いたくないし、新馬勝ち以降5頭立て→9頭立て、そして今回も9頭立てと、言うならば小学校の運動場でしか “かけっこ” して来なかったマイラプソディが、いきなり観衆が集まった競技場での大会(皐月賞)で結果を残せるかといえば…不安は大きい。
尖った表現になってしまったが、共同通信杯は重賞という名の校庭で行われる“かけっこ”。先週のきさらぎ賞のような荒れ方もゼロとは言わないが、個人的には皐月賞で儲けるためにここはマイラプソディに圧勝してほしいと願っている。
それでは京都記念に話を移そう。今回の注目馬はドレッドノータス。京都記念の傾向といえば、人気馬が力通りに結果を残せないレース。特にジェンティルドンナやレイデオロといった、前年GⅠでバリバリ活躍した4歳馬が、今まで見たことないくらいモタつく光景が繰り返されている。
今年も、クロノジェネシス、カレンブーケドールというGⅠで活躍した牝馬2頭が参戦している。特に後者は今後ドバイに挑戦するという予定でもあり、ここを目一杯の仕上げはしてこないはず。様々な事情があるにせよGⅠ未勝利でドバイ挑戦というハードルの高いことを考えているのだから、ここへの集中力は…疑問しかない。
そこでドレッドノータス。正直、人気2頭と比べて力は劣ると思うが、昨年の京都大賞典勝ちという実績を持って、本気で参戦してくるのが同馬。京都大賞典は2着、3着に伏兵が飛び込んだことで波乱の結果になったことから、この京都大賞典勝ちはフロックと思われがちだが、逃げ馬をマークしてしっかり捉えた内容は濃密。今回も展開はバラけそうで、同馬のスタミナがモノを言う可能性は十分にある。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
◎ドレッドノータス
〇クラージュゲリエ
▲ステイフーリッシュ
△アルメリアブルーム
△クロノジェネシス
△ノーブルマーズ
3連単1頭軸マルチ
⑧ ⇒ ③ ⑤ ⑥ ⑦ ⑨