銃はどうやったら持てるの? その金額は?
【第19回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
③【火薬類譲受許可】申請。申し込み手数料等2,400円。(申し込み:所轄警察署の生活安全課)
手数料2,400円と〈教習資格認定書〉を持って生活安全課で申請です。②の〈教習資格認定書〉をもらうついでに申請しちゃいましょう。【射撃教習】当日までに装弾を用意していかなければいけないので〈火薬類譲受許可証明書〉を持って銃砲店か射撃場で購入しておきましょう! そして【射撃教習】を行う教習射撃場は事前に電話予約をしておきます。また当日までにシューティングベストやイヤープロテクターを揃えておきます!
装弾代75発3,240円~。
④ようやく実技試験である【射撃教習】。申し込み手数料等27,000円。
射撃場に備え付けている銃を使用して「銃の操作」、「射撃」の講習を受けます。そして試験ではクレー射撃の的が25枚飛んでくるそうです。トラップ射撃(手前から奥へ向かって飛ぶクレーを撃つ)なら2枚、スキート射撃(左右から飛んでくるクレーを撃つ)なら3枚当たれば合格だそうで、無事に合格すれば〈教習終了証明書(1年間有効)〉を発行してもらえます。〈猟銃等講習修了証明書〉と〈教習終了証明書〉の二つの認定書が揃って初めて銃を購入することができます。ただし、すんなりホイホイポーンとは買えません……!
購入する(もしくは譲り受ける)銃が決まったらその銃の〈譲渡承諾書〉を現在の所有者(個人または銃砲店)に書いてもらいます。
さてここで、〈猟銃等講習修了証明書〉〈教習終了証明書〉〈譲渡承諾書〉の三つの書類が揃ったら、また警察署に行かなければなりません。
⑤【銃の所持許可】申請。申し込み手数料等。申し込み手数料等1挺につき10,500円。
所持許可申請を出したら、早くて1か月ほどで申請が降りるそうです。その間に警察の方が家に来てガンロッカーと装弾ロッカーの有無を確認しに来るそうです。ガンロッカーとは文字通り銃の保管庫で、装弾ロッカーは実包の保管庫。 ロッカーにもしっかり規定があり、詳しい基準は以下となっています。
⑴全ての部分が1ミリメートル以上の厚さの鋼板で作られていること。
⑵施錠した際、かんぬき機構等によって、扉の上下を本体に固定する構造となっていること。
⑶外部から見える蝶番が切断又は取り外されても、扉が外れない構造になっていること。
⑷設備の内部に鎖等によって銃を固定する装置を有していること。
⑸扉を閉鎖する錠は、鎌錠等外部からの力によって容易に開錠できないものであること。
⑹扉を閉鎖する錠は、掛け忘れ防止装置付きのものであること。
⑺扉を閉鎖する錠は、鍵違い120種類以上のものであること。
又は①~⑦までと同等に堅固な設備であること。
⑥3か月以内に銃の受け取り。
ようやく【銃の所持許可申請】がおりましたら、貴方の可愛い相棒を迎えに行きましょう! 3か月以内に銃を受け取り、さらに14日以内にその銃を持って警察署に最後の確認をしたのち銃を使えるようになります……! なんて長い道のりなんでしょうか。でも何か月もかけて苦労して手に入れた銃です、きっと貴方の良きパートナーとなってくれるはず(^ω^)♪
★銃を持つためのフローまとめ★
①それぞれの有効期限に気を付けよう!
⑵〈教習資格認定書〉有効期限3か月
⑶〈教習修了証明書〉有効期限1年
⑷銃の購入 3か月以内
⑸警察署での銃の確認 14日以内
②銃の所持許可は、その人の3回目の誕生日まで有効!
③許可が失効した場合は失効の日から50日以内に⑴自分が許可を受ける、⑵譲渡する、⑶廃棄する のどれかを選択しなくてはならない。
④許可を受けた者が亡くなってしまった場合、死亡届出義務者が10日以内に許可を公安委員会に返納しなければならないよ…!
⑤せっかく許可をとっても、使ってない銃をねむり銃と言って、許可が取り消されることがある。
⑥年に1回は公安委員会からの銃や保管場所の検査や使用実績の報告をしなければならない。