老化のスピードは食事で決まる!
アンチエイジングの名医が勧めるお肉の摂り方
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■体の糖化がAGEを作り老化をすすめる
糖化とは体を構成するタンパク質と糖が結びつく現象です。この糖化現象が進み、元に戻れないほど劣化し、機能の落ちたタンパク質のことをAGE(エージーイー)と言います。
山岸先生は、AGEが体内にたまる仕組みは2通りあると言います。
ひとつは、体内でつくられる「内因性AGE」。麺類や甘いものなどを摂ったときの血糖値の上昇は、糖化を促進させます。この状態が長く続くことでAGEはどんどん作られ、たまっていきます。
もうひとつは食べ物から体内に入る「外因性AGE」。食事に含まれているAGEを過剰に摂ることで体内にたまっていきます。食事に含まれるAGEのうち約7%が体内に吸収され、生体内に存在するAGEの約1/3がこの外因性AGEといわれています。
それでは、どのような食事に“AGE”が多いのでしょうか。山岸先生によると「例えば、スタミナ食として代表的なうなぎ、ここ数年意識的に食べる人が増えている食材。これらの食事では、焼いたり、揚げたり、高温で調理する過程でAGEが多く発生するのです。せっかく夏バテ防止にと摂った食事が、逆に、老化物質(AGE)をカラダのなかに入れることになり、これらの食生活が夏の老化をすすめてしまいます。」ということです。
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