免疫力を高めよう!【アーユルヴェーダ】で知る自己体質と最適なライフスタイル ~前編~
ヨガトラベラー・土屋愛が世界から発信するウェルネスやスピリチュアル、そして人生のこと⑨
■アーユルヴェーダで己の体質と向き合う
みなさん、こんにちは。ヨガトラベラーの土屋愛です。
インドで約1カ月間、アーユルヴェーダをみっちり勉強してきました。滞在中は毎日三食カレーを食べ、さらにアーユルヴェーダで良いとされる生活を送ってきました。その結果、体調を崩しやすいと聞いていたインドでもすこぶる元気。体はつねにポカポカ状態をキープできました。
先日、帰国すると、成田空港はコロナウイルスの影響でピリっとした緊張感が漂い、周囲にはめったに見ることのない西洋人のマスク姿も。いつもの帰国時とは違うこの異様な光景、ウイルスという見えない敵との戦いはどんどん不安を煽りますね。
“免疫力を上げるには納豆だ!”
“インド人はコロナの影響が少ないらしいからスパイスが効くんでしょ!”
“私は乳酸菌が良いと聞いたけど?”
はい、みなさん。一度深呼吸しませんか?
誰にでも効く特効薬って存在するのでしょうか。
免疫力を上げてくれるのは食べ物だけでしょうか。
そもそも免疫力を上げる努力をする前に、自分の体質のことホントにわかってますか?
そこで今回から前編と後編の2回に分けて、アーユルヴェーダで知る「自己体質」と「体質別の食事法やライフスタイル」を紹介していきます。
体質を知るということは、自身の強みを把握するだけでなく、かかりやすい病気や体の弱い部分に気づくということでもあるのです。まず今回は、前編としてアーユルヴェーダの基礎を理解していきましょう。
■アーユルヴェーダって何⁉
ところで、アーユルヴェーダって何?と思ってる方も多いのではないでしょうか。
アーユルヴェーダとは、5000年前から継承されてきた知恵を活かしたインドの伝統医療です。サンスクリット語でアーユスは生命、ヴェーダは化学という意味を持ち、体・心・感覚、3つのバランスを取ることを目的とした「命の化学」と言えます。
世の中のすべての物は「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」 という3つのドーシャ(体質・病素)の組み合わせでできているという考え方をします。各ドーシャは、五大元素理論が元になっています。
人それぞれ、持ち合わせているドーシャの割合は異なり、1つのドーシャが極端に強い人もいれば、2つのドーシャの性質が強い人もいます。ごく稀に、3つすべてのドーシャを均等に備えている人もいます。
アーユルヴェーダでは、この3つのドーシャのバランスが乱れると病気になるという考え方をするので、“持ち合わせている割合の高いドーシャ=バランスを乱しやすい原因”として捉えます。例えば、「ヴァータ」の性質が強い人は、ヴァータの乱れによって体調を崩しやすいということになります。
■五大元素「空・風・火・水・地」の性質と体の関係性
ドーシャの元になっている五大元素とは、「世界は空・風・火・水・地の五つの元素で作られている」という理論です。ここでは5つの元素の性質と体との関係性を説明します。
元素のテーマ:無限大なポテンシャル
性質:軽い・測れない・とらえがたい・形のない・拡張する
体との関係:直感・穏やかな思考・意識
機能:心に対する知性と働きかけ・スピリチュアルなエネルギー
感覚:聞く
元素のテーマ:動きとダイナミック性
性質:冷たい・乾燥している・荒い・予測不可能・軽い・透明・柔らかい
体との関係:神経系・識別する思考・動き全般(関節や内臓など全ての動き)
機能:決められた方向への動き・呼吸・触感・アイデア
感覚:触る
元素のテーマ:変形する
性質:熱い・激しい・鋭い・広がる・溶解させる
体との関係:肝臓・消化機能・理数系の知性
機能:視覚・行動する・競争心
感覚:見る
元素のテーマ:繋げる
性質:冷やす・重い・流れる・浄化する・遅い・滋養になる
体との関係:リンパ系
機能:愛する・繋げる・官能的な感覚
感覚:味わう
元素のテーマ:土台と構造
性質:重い・丈夫・安定している・継続的・遅い・頼もしい
体との関係:骨・カルシウム・筋肉
機能:引力作用・構築する・長期的なコミットメント
感覚:匂う
なんとなく理解いただけましたか。ひとつひとつの元素が私たちの体や感覚とも密接に繋がっていることがおわかりいただけたかと思います。
次にここからは、この5つの元素と3つのドーシャの繋がりを見ていくことにしましょう。
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