初心者のための銃選び ~あなたにピッタリの銃がきっと見つかる
【第20回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
【あなたは知ってる? 世界の主要猟銃メーカー!!!!!】
自動車や家電の様に、銃にももちろん製造しているメーカーが存在します! 日本では銃砲店に立ち寄る機会があまりないので、メーカーの名前もそれほど知れ渡ってはいませんが、カタログを開けば数え切れないほどの会社が銃を作っていることがわかります。その中からいくつか有名なものを挙げてみましょう(´∀`*)
[レミントン(アメリカ)]
後述のウェンチェスター社と並びアメリカの狩猟用銃の大手です。実は銃だけで無く、かつてはタイプライターなどの事務機器やシェーバーなども製造していました。
[ウィンチェスター(アメリカ)]
銃の種類で解説したアンダーレバー銃の中でも特に有名なのが「ウィンチェスターライフル」です。 もちろんアンダーレバー銃だけでなく、現代的な自動銃なども製造しています。
[ブローニング(アメリカ)]
天才銃器設計者と言われるジョン・ブローニングが創業した会社です。ウィンチェスター社に新型ライフルの設計を売り込み大ヒット商品を作ったり、スライド式銃を発明したりしました。現在はベルギーにあるFN社の傘下となっていますが、そもそもFN社とブローニング自身が親密な関係だったようです。
[ベレッタ(イタリア)]
世界で最も古い銃器製造メーカーです。会社としての創業は1680年(驚!)ですが、創業者の事業としては1526年までさかのぼります。さすがはファッションの国イタリア、銃もどことなくおしゃれで気品のあるデザインをしています。日本語の公式サイトもありますので気になる方はぜひ覗いてみてくださいね。
[ベネリ(イタリア)]
こちらもイタリアにある銃器メーカーで、もともとはオートバイのメーカーです。日本では射撃競技のイメージが強いですが、海外では公的機関で多く採用されています。近未来的なフォルムや、樹脂素材を多用した独特の質感は、猟銃のカタログの中でも一際異彩を放っています。
[ミロク(日本)]
実は日本でも銃は作られています。え、日本じゃ銃なんて売れないのにどうして? と思いますよね。その通りで、ミロクで製造された銃の99%は海外へ輸出されています。しかし、ミロクの銃の精度・耐久性は海外でも非常に評価が高く、自社製品以外にもブローニング社やウィンチェスター社の銃のライセンス生産まで行っています。バラク・オバマ前米大統領がミロクで製造されている散弾銃でスキート競技に興じる姿などが報道された事もあるんですよ。 私が作ったわけではないですが、誇らしくなっちゃいますね……!
日本の銃はすごいんだぞ! エッヘン!
【終わりに。結局、素人にはどの銃がいいの!?】
いかがでしたでしょうか。今回は銃の選び方やその構造上の分類、よく聞く用語の解説などをさせて頂きました! ここまで読んで頂いた方、自分はどんな銃が持ちたいか決まりましたか? おそらく多くの方が「余計に分からなくなった!」などと思っているでしょう(笑) 「何にでも使える銃はないの?」なんて思っているかもしれません。ですが、銃も道具ですので用途にあったものが必ず存在します。というか、熟練のハンターさんの多くが沼にハマり複数の銃を所持しています。競技用の精度が高い銃、大型獣用の威力の高い銃、鳥猟用の軽い銃、などなど目的に合った銃が必ずあるはずです。「それでもあえて」最初の銃は何が良いかと問われれば、うーーん……そうですねぇ。私は上下2連の散弾銃が良いと思います。リサーチした結果、メンテナンスが簡単で、市場に数が多いので中古価格が比較的安いものが見つかりやすいのかなぁと思います(笑)
次回は猟期2年目も終了している頃ですので、その振り返り、成果、去年からの工夫や失敗談などについて綴らせて頂きます。この連載を通して私の、私たちの想いが、少しでも誰かに繋がり、そして何かのお役に立てれば幸いです。