【桜花賞】M・デムーロ騎手が手の内に入れたクラヴァシュドールが桜を制す!
【桜花賞】2歳女王レシステンシアに天才・武豊。緊急事態宣言下のレースで役者は揃った⁉
今回の重賞予想は4月12日(日)に行われる【桜花賞 阪神 芝1600m】を取り上げる。征木由基人氏の結論ははたして……?
■リアアメリアを見限るのは早計!衝撃のデビュー戦の再現も!
厩舎、騎手の分析を中心としたバランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏に、【桜花賞】的中に向けてのヒントをもらった。
皆さん、こんにちは。
毎週、毎週。今週も競馬が開催されるのか…という恐怖をおびえながら、予想をしている競馬ファンも多いのではないだろうか。
今週だけでもJRA職員に陽性反応、政府が緊急事態宣言、そして週末も厩舎関係者に疑いが…。次から次へと開催を阻もうとする出来事が現れる、そんな状況。なんとか、無事に開催し続けられるようにファンは祈るしかない次第だ。
そんなファン以上に心が落ち着かないのが競馬関係者だろう。今週は桜花賞。これからがまさに競馬のオンシーズン突入なわけで、通常の年なら気持ちを最高潮にもっていく時期なのだが、余計な悩みを抱えさせられているのは、本当にツライところだろう。
ただ、馬券師としてそれらの事情を加味できるとすれば、無難な本命馬を疑うしかない。いまの日本の現状を踏まえて桜花賞を分析していきたい。
さて今年の桜花賞。2歳女王・レシステンシアが今年初戦のチューリップ賞で3着に負けたことで混戦ムード…となるはずだが、週中からのマスコミの動きやファンの声を分析してみるとレシステンシアへの支持が相当高まっているようだ。
その理由は誰もがわかることで、前走は北村騎手があえて同馬に不得意なペースを試しただけ。決して力負けではないというのが、基本的な理論となる。
私も、その理屈に異論を唱える気はない。無敗でGIを迎えることはリスキーでしかなく、「休み明けぶっつけ本番」に対して、難しいと考えている私としては、理想的なステップで桜花賞を迎えられたといってよいだろう。
ただ、ケチをつけたくなるのが武豊騎手への乗り替わりだ。たしかに、この社会の状況を見て、勝利インタビューの場所には武豊上皇のお言葉を頂戴するのが理想だろうし絵も浮かぶ。しかし、この乗り替わりは北村友一騎手にとって不憫としか言いようがない。勝負の神も今回ばかりは北村騎手に同情している感があり、レシステンシアには小さなハードルかもしれないが、外枠を与えたところも気になる。ズバリ本命とはしにくい…いやしたくないというのが本音。
マルターズディオサとクラヴァシュドールは前走で手の内をすべて明かしてしまったように思う。ただクラヴァシュドールは、デムーロ騎手が2回目の騎乗。先週の大阪杯でのラッキーライラックも前走の中山記念で、長所と短所をしっかりとつかんで本番では完璧なまでに誘導した。
今回もチューリップ賞でしっかり弱点を把握しているだろう。それはレシステンシアと対等に渡り合える武器を得たともいえる。勝ち星は新馬戦から離れているだけに、頭固定では難しいが馬券軸にはピッタリという見解だ。
もう1頭注目したいのがリアアメリア。本当は負けても良いからトライアルを使ってほしかったが、キャリアで初めて1番人気にならないという武器を手に入れた。前走の敗因は他にあるのかもしれないが、私の目に見えたのは“GIをなめ過ぎた”ことだ。恐らく、トレセンに来て初めて、みじめな思いをしたのではないだろうか。昨年、阪神JF負け⇒休養明け⇒桜花賞制覇、となったグランアレグリアと同じ青帽に入ったのも何か因縁を感じられずにはいられない。
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
【桜花賞】
◎⑪クラヴァシュドール
〇⑰レシステンシア
▲⑧リアアメリア
△⑥ウーマンズハート
△⑤マルターズディオサ
△④サンクテュエール
【3連単1頭軸マルチ】
⑪ ⇒ ⑰ ⑧ ⑥ ⑤ ④
【馬単1着固定】
⑧ ⇒ ⑪ ⑰ ⑥ ⑤ ④