「コロナ太り」で「運動嫌い」にも朗報!?家にいながら手っ取り早く痩せる方法
アンチエイジングデザイナー・村木宏衣が伝授!大人のための“美人習慣”-④
最近は外出自粛やテレワークのせいで、“コロナ太り”が流行語に。いつでも好きなだけ食べてしまい、通勤や運動も減ってしまったことが主な原因のようですが、テレワーク中ずっと前のめりで猫背ぎみにパソコンに向かっていたり、また、スマホや動画を長時間下向きや同じ姿勢で見続けたりしていないでしょうか。
こうした姿勢の悪いくせが体に蓄積されると、体に「ゆがみ」が出てきます。ゆがんで筋肉に負担がかかると、そこが圧迫されてむくみやすくなるのですが、この「むくみ」こそが、実は体を太く見せている原因にもなるのです。
■むくみの解消で、今すぐ細くなれるワケ
はじめに、むくみとは何かを改めて説明しましょう。むくみとは、余分な水分や老廃物が体に滞っている状態のこと。お酒を飲んだ翌朝に顔が腫れぼったくなったり、立ち仕事の後にふくらはぎが張ってだるく感じたりするのは、代表的なむくみの例です。日常的によくあることなので、深刻に捉えている方は少ないかもしれませんが、むくみを放っておいていいことはありません。
その理由は、まず太って見えること。むくみだけでお腹まわりが3~4センチ増えることは珍しくありませんし、もちろん足は太く、顔も大きく見えてしまいます。スタイルをよくしたいと思ったら、脂肪を減らすよりもむくみの水分を排出したほうが、手っ取り早くきれいに見せられるのです。
これは、かつてエステサロンで痩身メニューを担当していた、私自身の経験にも基づきます。
30代の初め、私はメディカルエステティシャンとして働いていました。当時はエステといえば痩身がおもな目的で、私も「エンダモロジー」という、体のセルライトを解消するためのマシンを使って施術することが多かったのですが、これだけではなかなか納得のいく結果につながりませんでした。その頃から、結果を出すことに何よりもこだわっていた私は、もっとよい方法はないものかと考えていたのですが、そこで気づいたのがむくみだったのです。
私が見たところ、通ってこられるお客様の多くは、脂肪だけでなくむくみもためていらっしゃいました。そこで、従来のエンダモロジーに、リンパの大掃除をして老廃物の排出を促すハーブトリートメントを組み合わせてみたところ、たちまち予約が取れない大人気メニューに。あまりに予約が取れなくなってしまったので、専用のサロンを自ら持つことになったほど、多くのお客様に喜んでいただけました。それくらい、むくみの原因を排出することには「痩せ見え効果」があるのです。
むくみを早く解消したほうがいい理由は、もうひとつあります。それは、筋肉の質が悪くなること。筋肉は本来、つきたてのお餅のようにやわらかく弾力がある状態が理想です。ところが、むくみを放っておくと、たまった老廃物が筋肉の中にヘドロのように絡みつき、筋肉の動きを妨げてしまいます。すると、動けなくなった筋肉はカチカチに凝り固まってしまうのです。
こうして筋肉が弾力を失うと、体のゆがみにつながるほか、リンパの流れを促すポンプの役目も果たせなくなるので、むくみをさらにひどくする悪循環にもなってしまいます。
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