世界はコロナワクチン証明書を巡る科学的信仰の分断とデモ。75%接種率の日本はどうなる?【松野大介】
ロックバンド「B’z」が今秋、ライブ会場で「ワクチン接種証明書」「PCR検査陰性証明書」の提示を呼びかけた(あくまで任意)。
感染死亡者数が日本より桁違いの欧米ではコロナワクチン証明書・パスポートが導入され始め、日本も同じ動きで接種者には特典をつけるサービス等に乗り出す企業がニュースになっている。
昨年よりコロナ禍やコロナワクチンに対するメディア報道について評論を書く元芸人の作家・松野大介氏が〃ワクパス〃を巡る日本の今後を独自に解説する。
■欧米 接種・未接種の構図が生む分断
出入国に関してワンチンパスポートを実施する国が増える中、感染が拡大する欧米では国民に対する規制も厳しさを増している。
こうした措置には憲法違反との批判もあり、抗議デモに数百人が集まった。
(※その後、接種者も含め22日よりロックダウン。来年2月には接種義務化の方針)
同記事によれば、欧米以外のシンガポールは自らの意志でワクチン摂取を受けていない人に対し医療費の自己負担を求め、オーストラリアのクイーンズ州では未接種者がレストラン、パブ、スポーツ大会に行くことを禁止するとのこと。
米国では、ロサンゼルスで飲食店や美容院などで接種証明書の提示が求められ、違反した「施設」に最大5000ドル(およそ56万円)の罰金が科せられ、「全米でもっとも厳しいルール」とメディアが伝えた。
レストランオーナーの「ビジネスとして生き残っていくには従っていかないといけない」という談話も紹介されている。
そのロスや、ニューヨーク市では警官や消防士らがワクチン義務化に反対するデモを行なっている。
このようなニュースは日本のテレビでも、警官が商業施設を巡回する様子やデモの模様が中継されている。