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浦和レッズ移籍と2016年への覚悟。

移籍、リオ五輪、ロシアW杯予選…さまざまなステージが待ち受ける2016年に遠藤が期するもの

那須さんに言われてうれしかったこと

代表で一緒にやらせてもらった選手が多かったというのもあるけれど、同部屋になった西川周作くんがとても気を遣ってくれて話しかけてくれたし、はじめて会う選手もみんな「ウェルカム」な雰囲気を作ってくれて、すごくプレーしやすかったです。

戦術を理解し、より深めていくためにはどうすればいいか、そんな話もたくさんできました。
ちょっと書き方が難しいけれど(笑)……これはあくまで僕の印象ですが、外から見ていたレッズは、攻撃的なサッカーを標榜しているなかで、いかに守備のバランスをとるかが重要であり、課題でもあるんじゃないか、と思っていた。僕の持ち味はまず守備にあるので、そういった部分で貢献できるんじゃないかな、とも感じていたわけです。
そんななかで、那須(大亮)さんと一緒に試合を見る機会があり、「攻撃をしているときにどのようにリスクマネジメントをするか」「攻撃が100にならないようにどうバランスをとるのか」といった話ができたのはすごくためになりました。
試合後に、
「あれぐらいのバランスでいいと思うよ」
と言ってもらえたときは、守備の人間としてみてもらえているんだとすごくうれしかったことを覚えています。

繰り返しになってしまいますが、僕の強みはまず守備。

ボランチなのか、センターバックなのか、ポジションや要求されることは監督の考えや試合によって変わってくると思うけれど、まず守備では誰にも負けないようにやっていきたいと思っています。
そしてこの攻撃的なレッズのサッカーのなかで、「遠藤航がいれば守れるぞ」というくらいの存在感を出していきたい。もし、攻守のバランスが崩れてしまって、攻めこまれたとしてもそこでしっかり抑えて、「数的不利でも守ってくれた」と思わせたいな、と。

それが僕のレッズへの覚悟。

リーグ戦だけじゃなく、ACL、ナビスコ、天皇杯。取れるタイトルを全部取る、本当にそう思っていますので応援宜しくお願いします。

次のページ必見! 等身大の「遠藤」に迫る!

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遠藤 航

えんどう わたる

浦和レッズ

1993年2月9日生まれ。神奈川県横浜市出身。

2008年に湘南ベルマーレユースへ加入すると、2010年には2種登録選手としてJ1で6試合に出場し1得点。翌年に、正式にトップチームへ昇格、主にセンターバックとして活躍する。各年代の日本代表にも招集され、リオ五輪を目指すU-23代表では主将を務め、リオ五輪代表出場権を勝ち取った。2016年シーズンより浦和レッズに移籍。



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