Q.25 子どもに夢がなくなったと言われますが、関根さんはどう思いますか?
子どもが夢を見れないように世間が感じさせてしまっている…
親が子どもに対して干渉しすぎると?
そうなんですよ。たとえば、クレヨンしんちゃんを見せたがらないでしょ。あれは、大間違い。「もっと子どもを信じなさい」って。クレヨンしんちゃんの真似してオチンチンにゾウの絵を描いて「ゾウさん、ゾウさん」なんてやってるのは幼稚園の時だけですよ。高校入ったら、親が注意しなくても絶対にやらないから。中学でも、まずやらないから。お母さんは、そんな心配しないでいいんですよ。最近のお母さんは、ピリピリしすぎだよね。
そうなんでしょうね。
だから、クーイジーキャッツさんの歌であるじゃないですか。『♪あんたの息子を信じなさい、ほれ、信じなさい』ってね。それなんですよ。
ドリフの時代にもありましたよね。有害だって言われてましたよね。
ドリフを見ちゃいけないなんてね、ダメなの。あれ見て不良になるワケないじゃないですか。あれを見て育ったら、絶対楽しい子になりますよ。そういうところが、お母さんの愚かなところね。結局、自分のお腹で育てて、自分が産んだから、間違った道に行って欲しくないんですよ。父親はもっと俯瞰でものを見てるから、「クレヨンしんちゃん? 面白いじゃん」って言えるんですよね。
安定した職業を選ぶ子が多くなる一方で、お笑い芸人を夢としてあげる子どもも増えているようです。
増えてえるでしょうね~。とんねるずとか、ダウンタウン、ナイナイとか、あの辺の影響で、「お笑いってかっこいい!」ってなったんですよ。それまでは俳優が“かっこいい”、お笑いは“面白い”だったじゃないですか。ところが、「あれ? かっこいい…女にモテるな」って(笑)。「あれ? タモさん、さんまさん、高収入だぞ! お笑いって儲かるな~」って。今までだったら、俳優とか、他に入ってくるような子が、お笑い目指すようになってきましたよね。裾野広がりましたよ。これはボクも嬉しいですね。
明日は「Q.26 年齢を感じることはありますか?」です。
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